1:名も無き被検体774号+ : 2019/01/15(火)23:49:45.86 ID: eJgOkkwH0.net
2:柏木 : 2019/01/15(火)23:50:09.97 ID: eHv8GIZ8a.net
3:名も無き被検体774号+ : 2019/01/15(火)23:51:50.57 ID: eJgOkkwH0.net
まず昔ばなしからさせてくれ。
俺は中学を卒業したら中学の頃の付き合いがあった友人関係とはほとんど合わず、高校の友達とばかり遊んでいた。
でも高校2年の後半になった頃、高校生活がうまくいかなくなって不登校になり、先生の勧めで通信制の高校に転校した。
4:名も無き被検体774号+ : 2019/01/15(火)23:52:55.31 ID: eJgOkkwH0.net
新たな友達も作れず、前の高校の友達とも気まずくて会えず、ぼっちのまま通信制の高校を卒業した。
卒業した後は、東京の専門学校に行った。
正直将来なんて考えられなかったが、なんとなくまだモラトリアムを楽しんでいたくて、
でもこんな地元にいてもどうせ何も変わらないと思い、東京の専門学校を選んだ。
6:名も無き被検体774号+ : 2019/01/15(火)23:53:41.78 ID: eJgOkkwH0.net
専門学校では学校に行けば話すくらいの関係の知人はできたが、休みや学校終わりに遊んだりする友人は出来ず、
結局、東京ではバイトと学校に行き来するだけで、それ以外ではネットや満喫で時間を潰す毎日だった。自分が惨めだった。
7:名も無き被検体774号+ : 2019/01/15(火)23:54:19.56 ID: eJgOkkwH0.net
ラインで中学の同窓会の招待が来ていた。俺は行こうか迷ったが、中学の頃の友達2人に久々に連絡をとり、「同窓会いく?」と聞いた。
すると、参加すると返事が来たので、俺も同窓会へ行くことに決めた。
この友達は中学の頃は、よく一緒に遊びつるんでいた。
俺は柄にもなくワクワクしていた。
久しぶりに会う友達とどんな話をしようかとか、また遊び合える関係になれればいいと思った。
8:名も無き被検体774号+ : 2019/01/15(火)23:55:00.63 ID: eJgOkkwH0.net
家に戻り私服に着替えて中学の同窓会の会場であるホテルへ向かった。
するとそこには同級生達が既に何人か集まっていた。
スーツや振袖姿で。
9:名も無き被検体774号+ : 2019/01/15(火)23:55:57.86 ID: eJgOkkwH0.net
他の同級生達は成人式が終わった後もそのまま友達同士で話をしたりしていて、スーツや振袖のまま会場に直行していたのだ。
俺はこの時点で焦った。私服姿が俺だけだったからだ。
なんなら結構お洒落をして来たつもりだったが、
みんなスーツや振袖の中私服というこのアウェー感はとても気まずかった。
10:名も無き被検体774号+ : 2019/01/15(火)23:56:38.14 ID: eJgOkkwH0.net
ホールの中には丸いテーブルがいくつか並べられており、俺はどのテーブルに座ればいいかわからず立ち尽くしていた。
既に仲のいい付き合いがある人同士で座っている奴らがいたが、
俺は中学の頃の知り合いや友達とは5年くらい関わりを持ってなかったので、どうしようもなかった。
11:名も無き被検体774号+ : 2019/01/15(火)23:57:22.66 ID: eJgOkkwH0.net
俺はこれ幸いと、「久しぶりー!」と話しかけた。
そいつの反応は「えっ、なんで私服?」だった。
「いやー、式終わったあと一回家に帰って着替えちゃったwww」と自虐的にいってみたが
「あー…そうなんだ…w」とあまりウケなかった様子だった。
俺は、なんか調子狂うな、と思いながらそいつと同じテーブルに強引に座った。
しばらくすると飲み物が配られ、乾杯の音頭がとられた。
12:名も無き被検体774号+ : 2019/01/15(火)23:58:07.75 ID: eJgOkkwH0.net
俺はその友達と五分ほど話していたが、そいつが急に冗談めかした口調で
「つーか私服とかホントねーよwwwそんな奴といれんわwww」
と席を立ち何処かに行ってしまった。
あくまで冗談ぽい口調だったが俺は察した。
あ、避けられた、と。
13:名も無き被検体774号+ : 2019/01/15(火)23:58:51.87 ID: eJgOkkwH0.net
ただそいつは、中学を卒業した後でも
付き合いのあった
奴らのところへ
行っていた。
俺と話していた時より、笑っていた。
14:名も無き被検体774号+ : 2019/01/15(火)23:59:27.17 ID: eJgOkkwH0.net
同窓会でぼっちになるのが嫌で、昔の友達にラインを送って来るか確認したのだ。
しかしこれでは結局同窓会で誰とも話さずただ飯を食っている奴になってしまう。
俺は探した。
ラインで連絡した、もう1人の友達を。
そいつは、すぐ見つかった。
中学の頃の同じ部活だった奴ら数人と話していた。
というのも、俺も同じ部活だった。
俺は、これなら入りやすい!と思い早速その輪の中に入り話しかけた。
15:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)00:00:27.38 ID: X63CnwHz0.net
ただその輪の中に入っても、誰も俺に話しかけはしなかった。
唯一話しかけられた内容は、
「なんで私服?」
だった。
俺は先程と同じように「家に帰って着替えちゃったwwwみんなスーツで俺浮きすぎwww」と自虐的に返したが、それを聞くと納得したようでもう話しかけてはもらえなかった。
輪の中にいるだけで何も話せず、俺はただ周りの人の会話を聞いているだけだった。
しかしこれではまずい。同窓会に来た意味がないと思い、会話が途切れたところで友達に「そういえば昔こんなことあったよな〜」と、話しかけてみた。
そいつの眉が、苛立たし気に歪んだ気がした。
16:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)00:00:54.43 ID: X63CnwHz0.net
でも俺は気づかないふりをして必死に話しかけた。
その結果、その友達も俺の隙を見て席を立ち、卒業した後も付き合いのある友達のほうへ行ってしまった。
俺は「なーんだ…結局だめじゃん」と心の中で呟いた。
参加する前は心をウキウキさせていたのに、俺は涙目になっていた。
17:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)00:01:21.71 ID: X63CnwHz0.net
中学の頃もろくに話したこともなかったので、俺は黙ってスマホをいじっていた。
「情けない」
「何を期待していたの?」
「何をしに同窓会に来たの?」
スマホを見ながら、そんな言葉が俺の頭の中をずっとめぐっていた。
18:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)00:01:51.13 ID: X63CnwHz0.net
酒には強くない体質で、以前度数3%の酒1缶で潰れたが、なんだかもう酒を飲むしかやってられないと思った。
でも、全然気分は高揚しなかった。
ただ体が熱くなるだけで、頭の中には同窓会に来たことの後悔しかなかった。
19:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)00:02:20.69 ID: X63CnwHz0.net
無理して楽しい雰囲気を出そうと思い、大声で喋った。
「酔っ払いめんどくせーw」と言われた。
俺は無視してそこに居続けた。同窓会が終わるまでずっと。
一人になるのが嫌だった。
次第に大声を出すのをやめて、ぼーっとした。酔ってぼーっとしてる奴になりたかった。
そうすれば動かなくていいし黙ってられるから。
早く終われ、と思いながら酔ったふりを続けた。
20:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)00:03:05.00 ID: X63CnwHz0.net
俺の組だ。
行ってみると、クラスごとで二次会をしたいらしく、二次会の参加者を確認したいそうだ。
俺がラインを送った友達二人は、ほかの友だちに「お前行くよな?俺も行くわ」とか「俺らでいこーぜw」と確認を取っていた。
俺には、確認をしてくれなかった。
21:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)00:03:41.85 ID: X63CnwHz0.net
女子がそう言った。
俺は、手を上げなかった。
参加しても、どうせ一人だ。参加する意味がなかった。
クラスの約4分の3が参加するようだった。
参加しないといった奴は、俺含め誰からも呼び止められなかった。
そうして、同窓会は終わった。
22:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)00:04:03.02 ID: X63CnwHz0.net
そしてホテルの前にあるバス停で時刻表を見た。
バスが来るまで20分以上ある。「くそっ!」と内心舌打ちした。
このホテルは山の上にあり、バスが付くまで時間をつぶせるところなんてなく
俺はホテルに引き返して、ホテルの中にあった喫茶店で時間をつぶすことにした。
すると、中学の頃全然話したことのないような奴が話しかけてきた。
「〇〇君もバス待ち?」
俺が肯定すると
「僕もなんだ、ここいいかな?」
と俺の対面の席に座った。
23:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)00:04:38.06 ID: X63CnwHz0.net
中学の頃全く話してなかった俺に。
正直俺は一人になりたかった。同窓会も終わり、やっと解放されたのに、また無理して人と一緒にいたくなかった。
というかイライラした。なんでこんな奴の一人じゃないっていうカモフラージュに付き合わなきゃいけないんだ、と。
しかしそんなことも言えず、俺はそいつが話しかけてきても適当に返事をしていた。
「はやくどっか行けよ…」と思っていたので、時間がとても長く感じた。
24:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)00:05:36.74 ID: X63CnwHz0.net
「あ、うん。じゃあまたどこかで」とそいつは言った。
「二度と会わねーだろうよ」と言いたかったが「ああ、じゃあね」と返した。
バス停に着くと、バスがすでに停車していて、俺は慌ててバスに乗り込んだ。
すでに同級生の女子が何人か乗っていた。無視した。
社会科を担当していた先生も乗っていた。無視した。
俺は一人掛け用のいすに座り、窓の外を眺めた。
25:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)00:06:06.99 ID: X63CnwHz0.net
さっきまで喫茶店に一緒にいたあいつ。
あれって俺じゃん。
と。
26:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)00:06:52.77 ID: X63CnwHz0.net
あいつは一人でバスを待つのが嫌で、無理やり俺に話しかけた。
俺はすごく恥ずかしくなった。
「俺はあいつと同類だ」そう思った。
そして悲しくなった。
「そうか。俺が話しかけた奴皆、さっきまでの俺みたいに、俺にイライラしていたんだな」と。
…行かなきゃよかった。俺はバスの中で再び後悔した。
27:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)00:07:51.22 ID: X63CnwHz0.net
家に帰ろうかと思ったが、親に「もしかしたら二次会とかあるかもだから遅くなるかも」と言っていたのを思い出した。
俺の糞馬鹿野郎が。
今家に帰ったら「あら?二次会なかったの?」と聞かれるだろう。
「なかった」と嘘をついてもバレるだろうし、「あったけど帰った」と言ったらなぜ参加しなかったのか聞かれるだろう。
だから俺はネカフェで時間をつぶすことにした。
そしてAM1時ごろに帰宅し、親には二次会に参加したと嘘をついた。
28:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)00:08:31.06 ID: X63CnwHz0.net
悔しかった。
惨めだった。
今後俺は二度と同窓会に参加しないだろう。
過去の同級生を結婚式に呼ぶこともしないだろう。呼んでも、どうせ断られるだろうし、何話していいかもわからないし。
俺には、友達なんていなかった。それがわかった同窓会だった。
30:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)00:09:56.07 ID: X63CnwHz0.net
学校卒業するごとに人間関係リセットしてるなんて言ってる奴は同窓会には参加するなよ.
ただ惨めな思いするだけだ。
32:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)00:32:52.40 ID: Rsmk4vgO0.net
さっさと忘れようぜ
34:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)00:47:46.56 ID: JdPkOLg10.net
36:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)01:27:13.83 ID: HVuDpa/d0.net
38:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)02:30:25.38 ID: TdwyJOiS0.net
俺も当時なら無視する側にいたと思う
これを糧に優しくも強くもなれるから
この経験を笑えるような人生にしようぜ
39:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)03:34:42.79 ID: 6+XbgIGD0.net
就職したら周りとはうまくやれよ
45:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)10:11:01.07 ID: ZcInv06I0.net
みんな帰るとか言って別の場所にいた
暴れまわってたから仕方ないか
47:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)10:28:43.49 ID: I8eu9O0L0.net
終わってるわ
37:名も無き被検体774号+ : 2019/01/16(水)01:30:08.22 ID: 5Ku58KX30.net
こんなやつもいるんだな
引用元:昨日、中学の同窓会に参加した話をさせてくれ。
yasainet
がしました