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1名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)21:52:39 ID:Mxo

書いてく




2名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)21:53:08 ID:srI

書け




4名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)21:53:59 ID:m2X

そうとうなオッサンだろうな




7名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)21:55:25 ID:Mxo

俺が中学生の頃って言ったら結構前だ。
そん時はまだxvideosなんて便利なもんはなくて、ごみ捨て場や河原で見つけたエロ本が主なおかずだった。

中学1年生の時はそのおかず探しに夢中だった。
暑い夏の日。炎天下の中で友達とエロ本を探すのはある意味青春だったなと今でも思う。




9名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)21:57:06 ID:vPt

雨の日の後によく見つかるよな




10名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)21:59:08 ID:Mxo

エロ本探し部隊は俺含め3人。
2.0の視力で遠くのエロ本を見つけだす 陸上部 幽霊部員の俺。
食欲アンド性欲のモンスター 内山
歩くエロ百科事典 山根 だ。

俺たちはエロ本が見つかるスポットを幾つか知っていたし、だいたいは毎日そこを巡るだけだった。

しかしある日、そのスポットが荒らされていた。
他校のヤツらに。




11名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)22:07:05 ID:Mxo

そこは俺らの通う学校と、他校のヤツらの学区のちょうど中間地点の公園だった。
ただ、うちの学校の奴しか使ってないためほぼ縄張りだと思っていた。

だがその日は違った。
他校の制服を着た3人組が茂みの中で盛り上がっていた。

エロ本を見つけたんだ。というのはすぐにわかった。

「うわぁーすげえー」
3人組で一番のデブがでかい声で言っている。

ふざけるな。それは本来俺らの物だ。
俺はそう言いたかったが、具体的な取り決めがあるわけじゃない。

俺たちは諦め、おとなしく別のスポットへ向かった。
結局その日はエロ本を入手することは叶わなかった。




14名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)22:11:44 ID:Mxo

俺はその日の夜、デブの
「うわぁーすげえー」
という声が頭から離れなかった。

どんなすごいおっぱいだったんだ?はたまたま●こか?
なまじデブの感嘆の声がでかかっただけに悔しさと妄想が俺の中に広がっていた。

飛び起きて、家を出て公園に向かう。
茂みを探してみるがやはりエロ本はない。

俺は舌打ちと共に家に帰った。

この日が俺たちとデブたちの長い長い抗争の始まりだったなんで誰が想像しただろう?




18名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)22:19:38 ID:Mxo

翌日の放課後、内山と山根と3人で再び公園へ向かう。
昨日調べてなかったんだからある可能性も少ないんだが、探さずに入られなかった。

内山と山根も気持ちは同じだったようで、内山に至っては3回しこる事で怒りと性欲を沈めたそうな。
山根は笑いながら、俺は2回だよ。と言っていた。

公園に到着。茂みを探す。
やはり置いてない。
間をおかず別のスポットへ。

しかし不発、どこもなし。
俺たちのムラムラとイライラはピークだった。

しかし俺らには歩くエロ百貨、山根がいた。
「兄貴から聞いたんだけど、ビニールに入れられたエロ本が捨てられてるスポットがあるらしいぞ」




19名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)22:20:36 ID:vuA

楽しみ 変態紳士がビニールに入れて捨ててるのかな?




20名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)22:23:02 ID:qQi

俺もかつてお世話になった場所に恩返ししようかな




21名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)22:24:22 ID:I2G

こないだ買ったエロ本の処理に困ってたんだけど次の世代に夢を託してくることにする




22名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)22:24:50 ID:Mxo

山根は得意げにそのスポットについて語った。
俺らの学校から自転車で20分ほどの川、そこにかかる大きな橋の下の河原。そのに週に1回程度ビニールに入れられたエロ本が捨てられている。

俺たちは河原に向かって自転車のペダルを漕いだ。
すげー疲れてるのにどんどん加速して15分ほどで河原に着いた。

そして発見したんだ。
ビニール袋を。




24名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)22:27:30 ID:8hS

エロ本て名刀みたいな存在だよな 代々見つけたものに受け継がれる




26名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)22:32:35 ID:hQK

>>24
それね いまの子は知らんだろうな




25名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)22:31:58 ID:Mxo

初めに発見したのは俺だった!
「あれ!そうじゃね!?」

叫ぶと同時に内山さんが駆け出した。
中1にして80キロ近い体重の内山は俺らの中で一番足が遅い。なのに一番にビニール袋を拾い上げた。

「来た!これだ!!」
内山はビニール袋を乱暴に破り棄て中を確認する。
先月号。新しいエロ本。
いままで拾ったどれよりも保存状態がいい。

俺たちは思う存分、そのエロ本を堪能した。

山根が持って帰る事になり、俺たちは家へ向かう。
明日からここ毎日チェックしようぜ、誰からともなく言い出した。




37名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)22:42:12 ID:mTu

山根ぇ!




35名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)22:40:27 ID:Mxo

俺たちの生活は一変した。
というのも、新スポットでのエロ本の質の良さからオ●ニーが捗りすぎていたからだ。
しこりすぎて寝不足の毎日。

それでも毎日新スポットへ向かっていた。
この3週間で4冊入手していた。
しかしこの3日間不発、そろそろ5冊目か?

とか会話していた俺が見つけたのは、エロ本ではなかった。

どこがで見たデブ。




38名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)22:47:02 ID:Mxo

「すげー!」
デブのでかい声が聞こえる。

えっえっまじ?自然とため息がこぼれる。

「元々兄貴も他校出身者に聞いたみたいだから…」
俺たちだけのスポットじゃない、と山根は言っていたけど俺は聞いてなかった。

公園のエロ本のトラウマ。見れなかったおっぱい。
奴らに横取りされたらたまったもんじゃねぇ。
ふざけるな。ちくしょー。

「あのクソデブがぁ…」
と内山が自分を棚に上げてつぶやいた事で俺は冷静さを取り戻した。




56名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)22:58:51 ID:Mxo

俺たちは怒っていた。
ヤツらに悪気はないのはわかっているのだが、俺らが見れたはずのエロ本だ。

思いついたのは、平和的解決方法。
奴らより先に河原をチェックする。

ふだん俺らは学校が終わった後一度家に帰って、自転車を取って河原へ向かっていた。
それを学校から直で河原へ向かう事にしたのだ。

もちろん、自転車通学は禁止されているから諸刃の剣だ。
しかしこれが結果的に功を奏した。




57名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:02:57 ID:Mxo

なんと2週間で4冊ものエロ本を入手したのである。
これには驚きだった。

「エロ本の置かれてるペース増えてね?」
内山が言う。

「ひょっとしたら奴らが拾ってたぶんかもね」
山根はそこまで言って、急に顔を曇らせた。

俺も気づいた。
俺らはエロ本を取られて怒り狂った。
そうしたら当然奴らも…?

その予感は的中していた。
5冊目のエロ本を見つけた日、ついにヤツらと遭遇したのだ。




59名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:05:26 ID:7hL

あの河原に捨ててあるエロ本ってよくよく考えたら誰かがその辺のコンビニとか本屋で万引きしたやつを持って帰るわけにいかないから捨ててるんじゃないかって思ってる




60名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:08:49 ID:Mxo

5冊目のエロ本をビニールから取り出した時、奴らは現れた。

「それ、俺らのなんだわ」
そう言ったのはデブの横にいたチビで、やたらと筋肉質だ。

少し怖い。

「いや、拾っただけだし…」
弱気に返す。

「じゃあ置いてって」
チビは偉そうに言う。

カチンときた、のは俺じゃなくて内山だった。
「いや落ちてるものはみんなのものだし!」

「なにこのデブ」
3人目の特徴のないヤツが言う。
その時、奴らのデブが一瞬気まずそうな顔をした。

仲間まで傷つけてんじゃねーよ。
って俺は心の中で笑ったが内山はきれた。




62名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:10:09 ID:hQK

内山vsデブ
山根vsチビ
1vs特徴なし
かな?




63名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:12:41 ID:vuA

>>62
デブ対内山は確定だな




64名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:17:38 ID:Mxo

「デブじゃねーよ!」
内山はでかい声で吠える。
奴らはニヤニヤしている(デブを除いて)

こういう時ってなかなか殴りあいにならないもんなんだな。
俺らは互いの悪口を叫び合った。

チビ! チビは苛立った顔をした。
デブ! またも両方傷つく。
ゴミ。クズ。死ね。

罵詈雑言の嵐。
流れを変えたのは相手のデブ言った一言だった。

「このスケベ野郎が!!」




66名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:18:27 ID:D3b

ドラマ化はよ




67名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:22:58 ID:Mxo

「それは認める。」
山根が冷静に言った。さすがエロ百貨。

デブびっくり。
ちびあんぐり。
いじりたいのはクリ。

特徴なしが笑いだした。
「俺らもエロだよ。それは認める。」

チビもデブも笑いだした。
2人のキャラが濃くて気づかなかったが、リーダー格は特徴なしのようだった。

内山はまだプンスカしていたが、怒りのぶつけ先を失ったみたいだった。




69名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:25:30 ID:FNt

文のリズムよすぎわろ




70名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:26:07 ID:fBR

デブびっくり。
ちびあんぐり。
いじりたいのはクリ。





71名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:29:15 ID:Mxo

内山を除いてみんなが笑っていた。
山根と奴らは互いのエロさに。

俺は内山のオロオロに。

俺は切り出す。
「なぁエロ本シェアしない?」

平和的解決方法。
見逃したおっぱいを見る方法。
我ながらナイス提案だ。

特徴なしらは快諾した。




75名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:38:21 ID:Mxo

「エロ本何冊あるの?」
30はあるかな?
デブの問いに山根は答える。

「すげー!」
不快だったデブボイスも今は何も感じなかった。

不機嫌だった内山も新たにエロ本を読める事で機嫌を直した。
すげーわかりやすいヤツだ。

たった10分間に満たない抗争。
でも俺らは真剣に戦った。仲間のため、己の性欲のため。

まず、お互い一冊ずつ交換しようという話になった。
デブは巨乳ものを欲しがった。
趣味合うじゃねーか!

「俺からは何を貸そうか?」
デブか聞く。

そりゃもちろんあの公園のヤツだ。
「じゃあ、2ヶ月前ぐらいにお前らが公園で拾ったヤツで。」

デブは一瞬キョトン。そして焦りながら言う。
「あああれ、捨てちゃった」

抗争の第2ラウンドのゴングが鳴った。




76名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:38:39 ID:Mxo

おしまい




79名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:40:23 ID:A8M

わろたww
どんだけ最初のやつ見たかったんだよ




81名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:41:07 ID:qQi

エロは地球を救う




82名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:43:28 ID:2Qi

すげーエロ本じゃなかったのか。




83名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:43:32 ID:P7Y

ネットが発達した今でも落ちてるエロ本見たらめちゃめちゃ興奮するわ




85名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:46:31 ID:D3b

20年前とかだとテンション上がってたわ、エロビデオとか拾ったら心臓バクバクいってたよな




86名無しさん@おーぷん2016/06/24(金)23:47:11 ID:FNt

エロで喧嘩しエロで仲直りしエロで再び喧嘩
エロは偉大だ




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引用元:中学の頃河原で見つけたエロ本を巡って他校と抗争がおきた話