1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:11:24.48 ID:u/mvBXSK0

っていってもうちの会社のことだから他の会社はしらん。
入社してから10年以上の前の経験談。
秘守義務っぽいところは書かないのでそのつもりで。




2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:11:56.37 ID:u/mvBXSK0

入社できるのは大卒以上だが学部は問わない。昔は高卒も採ってたがバブル終焉とともになくなった。
書類選考、筆記試験、面接で決まる。最近はTOEICの点数も関係あるらしい。

入社して2週間は社会人としての基礎(電話応対や名刺の渡し方など)、グループミーティング、社内規則などを学ぶ。
うちらの時はこの新人研修が終わる時に配属先が言い渡された。今はどうかしらん。




3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:12:14.11 ID:dHJ+tiJG0

俺もコンサルタント+SEPGの会社に騙されるところだったわ

定時に帰れるわけねー




4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:12:29.81 ID:u/mvBXSK0

それから約5ヶ月新人研修があり、コンピュータの基礎からプログラミングなどをやる。
基礎からやるので文系卒でも問題ない。
理系のすでに知ってるやつらは聞いてるふうに装ってるがほぼ聞いていない。
うちらの年度は新人SEが300人ほどいたので8クラスぐらいに分かれていた。




6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:13:10.24 ID:u/mvBXSK0

これが終わる(だいたい9月終わり)と配属先へ。
その部署の先輩に当たる人が専任で付いてくれて約1年半いろいろ教えてくれる。
専任の人が多忙だとあまり構ってくれなかったり、ヲタっぽい人もいるので、この辺は運もある。
この期間は主にその部署の業務内容を覚えたり、プログラミング、テストなどで実務を経験する。
1年目と2年目の終了時にどんなことやったか、今後の目標などをPowerPointを使ってデカい会場で発表する。




7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:13:43.87 ID:dKO64JnX0

俺文系でSE一本に絞って就活してるけどマズイかな




9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:13:59.53 ID:u/mvBXSK0

配属先は顧客の業種によって分かれる。医療系、金融系、官公庁、一般企業など様々。
1つの課に大体20人ぐらい、部で60人ぐらいが普通だが、これも顧客の規模によって様々。
3ヶ月で作れるようなシステムから全国規模の大きいプロジェクトで数年規模で作り上げるものまである。
またすでに開発が終わっていて製品化されている部署だとメンテナンスや障害対応だけしかやることなかったり、
テスト真っ最中の部署に配属されたり、部署によってかなりの違いがある。




11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:14:44.81 ID:u/mvBXSK0

SEの作業は仕様検討から始まって運用までいろいろある。

仕様検討は顧客のニーズを聞き出し、それがシステム化可能かどうか、実現するための費用(工数)を見積もる。
ハード作っている会社に顧客のニーズの専用機器を作るために打ち合わせしたりする。
何度かすり合わせして、仕様、お金、スケジュールを決定する。

大きいプロジェクトだと下請けも含めて何百人規模になるので複数チームを作って分担して作業をする。
例えば実際に顧客が触る端末部分を作るチーム、サーバを作るチーム、インフラを整備するチーム、
ネットワークを設計するチーム、品質を保証するために指標を作ったりバグを管理するチームなど。
本社SEはチームリーダーとして進捗管理や他チームとの調整などの仕事になる。
本社SEの中で一番仕切れる人がプロジェクトリーダになって顧客との窓口、各チームの進捗管理なんかをやる。
管理職はプロジェクトマネージャになって予算なんかの管理をやる。
1チームに本社SEが複数人いる時、若いやつはSE会社と一緒にプログラム作業することもある。




12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:15:24.84 ID:u/mvBXSK0

次にシステム設計。顧客の要望をシステム化するための大まかな設計書を作る。
ここではどんな機能に分けるか、工程毎のスケジュールなどシステム開発に関わる指針を決める。

次にプログラム作成。この辺の工程になると下請けのSE会社に丸投げになる。
ここで下請けのSE会社についてちょっと説明。
本社が100%株式を持ってる子会社もあればまったく関係ないSE会社もある。
発注する時の工数の単価が違う。子会社のほうが高い。
顧客から1人月(SE一人が1ヶ月作業する単位)当り 約1**万もらう。(3桁万円ってことね、正確な金額は勘弁)
SE会社に発注する時はその金額から1/2~1/3ぐらい引いた金額。なので丸投げしてもその差分は本社が儲ける。

プログラムの仕様書の作成。レビューしてプログラミング。
プログラム単体のテストから、プロセス間でのテスト、システム全体でのテスト、性能、システム負荷などの確認を行う。
本社SEは仕様書のレビュー、進捗管理、問題点管理などをやる。




13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:16:00.25 ID:u/mvBXSK0

それらが終わって、実際に顧客に触ってもらって顧客の要望通りの仕様、操作性になっているかみてもらう。
顧客の偉い人からGOサインが出れば導入となる。
そして運用。メンテナンスや障害対応、後回しにした仕様変更などを行う。
これで一応ひと通りの作業が終わるが、今回のシステムの改良したほうがいいところ、新技術、新製品などをまとめて提案し、
次のシステムに繋げる。
というのが一連のサイクル。




15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:16:33.14 ID:u/mvBXSK0

上にも書いたが大企業になるほど下請けのSE会社に丸投げすることが多い。
プログラムを作ったことがあるのは新人研修の時にやったCOBOLだけというやつもいる。
SE会社が作ってきた仕様書をレビューしイチャモンつけて、スケジュールが遅れるとか騒ぐやつもいる。
本来なら自分で全部できるけどスケジュールが厳しいからSE会社を雇うっていうのが正しいんだけど、
知らないことも含めて丸投げするいい加減なやつもいる。
なのでやろうと思えばシステム設計から丸投げすることで自分は遊んで過ごすことも十分可能。




16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:17:06.24 ID:u/mvBXSK0

真面目にやるなら下請け会社の管理の他に、この業界は新しい技術や製品が次々に出てくるのでそれを抑えること、
自分の担当システムに組み込む際の利点、問題点なんかを考えることが重要。
SEやってる限りずっと勉強。
専門分野に特化してもいい。例えばDBに特化してORACLEなどのエキスパートになるだけでも周りから頼りにされるし、
他部署に異動してもつぶしが効く。

入りたいのなら最近はインドとかの安いSE会社使ったりするようになってるから英語勉強してたほうがイイヨ。
最近だと入社試験の書類選考でTOEIC800点ぐらい取ってないと入れないってウワサもあるし。




18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:17:52.06 ID:u/mvBXSK0

以上、メモ帳に書いておいた内容貼り付け終わり。

なんか聞きたいことあればどぞ。




20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:20:16.70 ID:yIOEwyYW0

男女比ってどんなもん?




25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:25:01.86 ID:u/mvBXSK0

>>20
大体7:3ぐらいかの。
新人の頃は6:4ぐらいだけど年重ねるとやっぱ女の人はいなくなるよ。




21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:21:12.88 ID:RX4hF/NA0

3Dゲーム作るのと、会社内部のプログラムってどっちが難しい?

プログラマー考えてるんだけど不安




25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:25:01.86 ID:u/mvBXSK0

>>21
ゲーム作る会社じゃないからよく分からん
社内のプログラムたってずっと作ってるわけじゃないからね。
作り終えたらメンテナンスするチームと新機能作るチームに分かれたりする。
メンテナンスチームはかなりヒマ。




22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:21:57.57 ID:rVBEI8Vg0

COBOLは本当害悪




23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:23:22.91 ID:RX4hF/NA0

え、いまどきCOBOLとか使う意味あるの?




26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:25:36.16 ID:FN3WqEtL0

>>23
昔から稼働している基幹系業務は安定して動作することが最優先なので
へたに言語変えずにCOBOL使い続けてるよ
そのために最新のハードで動作するCOBOLが提供されてる




24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:24:53.48 ID:mmhJi9di0

新人300人のうち3年でどのくらい辞めるの?




29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:28:01.76 ID:u/mvBXSK0

>>24
5ヶ月の研修期間に辞めたヤツはいなかったなぁ。
まぁ配属されて合わないなら上司に掛け合えばそれなりに配属変えてくれるし
やっぱ適正ないと思ったやつが辞めるんだろうね
知ってる限り同期で辞めた奴は10人ぐらい。




28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:26:46.19 ID:a78iXR/20

給料と勤務時間はどうだったの




35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:31:49.73 ID:u/mvBXSK0

>>28
給料はそれなり。
電機労連の規定に拠る所が大きい。
5月のメーデー前は組合がハッスルしてベースアップを訴える。

勤務時間も普通。
残業代カットないから、残業した分だけもらえる。
新人の頃、見たことも触ったこともないアセンブラやらされて1ヶ月150時間ぐらい残業したら
ボーナスより多くもらえたヨ。




30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:28:27.84 ID:yIOEwyYW0

文系のパソコンさっぱりのやつを採用したとして研修挟んでプログラムかけるようになるもんなの?ちょっとイメージつかない




40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:46:07.56 ID:yIOEwyYW0

>>30に答えて欲しかった・・・




42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:55:19.10 ID:dHJ+tiJG0

>>40
俺が説明会行ったとこで若手社員出てきたけど文系だったわ

下請けじゃない限りどっちかというと客の話聞いて解決法図るのが一番の仕事だから
SEPGとしての能力は最低限あれば十分らしい。1から組むわけじゃないだろうしな




44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 21:00:40.07 ID:u/mvBXSK0

>>40
ごめん、見逃してた。
文系でも問題ないよ。
上にも書いたけど大手のSEの作業のほとんどが顧客や下請け会社との調整がほとんどになるから。
仕様書のレビューだけ参加したりでプログラムは見ないこともある。
何か問題があった場合に理論付けて優先順位を考えて作業したりするのは文系のほうが良い結果を出したりする。
仕事をこなしていくうちに業務内容は覚えていくものだし。




33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:31:31.35 ID:i7ywLVd20

革新的な技術をどんどん取り入れるより
安定した技術を使うのは仕方ないだろう




34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:31:37.38 ID:dHJ+tiJG0

元のシステムが古臭い言語だとそっちでやらざるを得ないことがあるらしい
あと一番相性のいい言語を突き詰めるとそうなっちゃってるとか




39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:44:35.16 ID:u/mvBXSK0

質問ないみたいなので最後に福利厚生なんか書いて終わる。

東京ドームとかに年間指定席がある。希望者が多ければ抽選だがゆっくり野球とか見れる。
保養所も全国各地にあるから予約して行けばいい。(旅費は自腹ね)
寮は大卒で5年入れるのでそれまでにしっかりお金貯めとける。
家族用に借り上げたマンションもあるから希望者は入れる。
ある程度までの距離なら新幹線通勤も可。(全額会社負担)
うちの課に宇都宮から東京まで通ってた人いた

とまぁ入りたい人いるなら頑張ってね。
んじゃスレ落としていいよ。




37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2014/02/20(木) 20:35:43.99 ID:Jl+ae9kp0

おらっちもSEだが今日は1日暗号系のソフトの動作確認で終わったわ




引用元:大手SE会社の実態を教える