1: ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 18:54:04.91 ID:gR0mOwHX0
4: ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 18:54:39.73 ID:gR0mOwHX0
明らかに可笑しいとは思ったのだが、なにぶんコンタクト台で逼迫してた
我が家の経済には、二週間分のコンタクトはかなり重宝したんだ。
それで、昨夜、コンタクトを付けてみたんだが…
5:はげてきた ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 18:55:22.53 ID:gR0mOwHX0
----
男「おはようー」
静かなリビング。まだあいつらは寝てるのか。
時計を見れば6:30、やや遅刻気味だ。
弁当に冷凍食品を解凍し詰め込み、栄養ゼリーを飲み干す。
ネクタイを自分で締め、書き置きを一筆。
その上に一万円さ。
これが恒常的な日常さ。
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 18:55:34.72 ID:H7yyBN4TO
7:はげてきた ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 18:56:11.58 ID:gR0mOwHX0
はげてねえぞ。結局つまらない結末だからけちょんけちょんにしてくれ!
9:はげてきた ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 18:56:38.40 ID:gR0mOwHX0
玄関を出れば花に水あげ。
こうしてやっと俺は出勤できる。
男(このコンタクト、以外に良いじゃん)
無料な訳あって、得した気分になりうきうきしたのだ。
我が家の家計は逼迫しており、コンタクト代は馬鹿にならないからな。
10:はげてきた ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 18:56:57.76 ID:gR0mOwHX0
毎週月曜は雑誌を一冊だけ購入。
これが以外にも俺の癒しであり、ささやかな贅沢だった。
駅まで、ゆっくり雑誌を片手に歩いていく
11:はげてきた ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 18:57:26.02 ID:gR0mOwHX0
なにかが、なにかが違うのだ。
若干違和感に包まれながら、
俺は定期を使い、改札に入ると、階段をおりる、
月曜だけあって物凄い数の人通りだ。
片手にやや重い鞄を持っていたので、座りたかったのだが勿論座れなかった^_^
12:はげてきた ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 18:57:55.41 ID:gR0mOwHX0
違和感の正体を考え、首を傾げながら電車に乗り込もうとする。
混雑状態の車内では押し合いへし合いで
かなりの熱気と汗臭さを感じる
その時だった
バッ...!
どうやら人にぶつかってしまったようだ。
相手を確認して手を差し出し
男「あっ…すみません…」
------なんなのよ、このサラリーマン---------
男「へ?」
14:はげてきた ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 18:58:10.98 ID:gR0mOwHX0
最近のチャットでは掲示板だけで交わすものではなくなった。
3Dポリゴンの発達から仮想空間に"アバター"なるものを創り、
そのアバターで自由にディスプレイ上の空間を歩きまわり、会話を交わす。
俺のような人間はあまり不慣れなモノだが、今の若者は大抵ご存知だろう。
今じゃゲーム機にも標準搭載されてる3d空間のSNSだ
まさに"それ"なんだ
16:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 18:59:14.84 ID:gR0mOwHX0
そして前述の言葉が綴られている。
白のコメント枠は頭の真上でプカプカと浮いている。
-----あー眠い------
------面倒事しないでくれよ…-----
その得体もしれない白枠はどんどん増えて行き、
もはや車内全ての人間の頭上に浮かび出したのだ
17:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:00:03.61 ID:gR0mOwHX0
無数のコメント枠が連なる車内。
いよいよ俺は可笑しくなったのかと。
瞬きを繰り返してもそれは消えないのだ。
次に俺は焦り出した。いや、怖かった。
得体のしれないものが人間の頭に連なってるんだ。
ただ、同時にある仮定も立てていたが。。
18:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:00:55.84 ID:gR0mOwHX0
しかし
女「きゃーー!!、」
突然彼女が悲鳴を立てて手を追い払う
男「え…ちょっ…待て、待て!!」
周りは騒然となり
---何したんだおい!-----
----誰か捕まえろ!--|-
白枠がポンポンと音を立てて、新しいコメントらしきものに変わっていく
俺はもう訳わからなくなりながら。ただ、この状態を見つめていた。
19:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:01:19.91 ID:gR0mOwHX0
野次馬「嘘こくな!」
---そうだ!---
周りから一斉に湧き上がる"そうだ"コール
男「ま、まってくれ!」
男「これには訳が…!」
-------------あ?------------
なんとも冷たい視線と共に、周囲の人間の枠の中のコメント?が更新される、
勿論批判的で、厳しいコメントだらけだ。
20:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:03:02.50 ID:gR0mOwHX0
-----うわ…痴漢だよ------
OLの頭上には
-----あんな人も痴漢するんだあ------
痴漢、変態と様々な言葉が車内の人々の頭上から飛び出している
21:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:05:15.01 ID:gR0mOwHX0
白枠の内容は人間の思ってる事なんだろう。
それが可視化した理由は知らないし
今の状況じゃ考えてられない。
さて、人間の心理がわかるということは
今の状況もすぐに理解出来た。
明らかに俺は痴漢か何かと思われてる。
被害者面してる女は半ば癇癪気味にぐちぐちと俺に文句を言ってるしな
でも、だ。
その"先"にあるものもどうやら見えてくれたようで。
例の女の頭には痴漢冤罪と慰謝料という言葉が心理として何回も綴られていくのだ。
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 19:05:37.26 ID:kPMabhiH0
23:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:06:34.99 ID:gR0mOwHX0
俺が痴漢に類似した事をしてないのを知って安心したのも束の間
女「誰か!誰か!通報して!」
いきなり喚き散らすのだ。
電車が最寄り駅に停車すると、すぐさま車内の何人かの男が俺を拘束する。
ある人間の心理は
----新聞載るっかな~♪---.
こんなのや
----こいつの鞄重いんだよ!-----
男(おいおい…どんな考えでやってるんだ)
こんな考えの奴らに拘束されながら電車を降りる。
日本人の特性でパシャパシャ写真を取られたりもしながらな。
無様な姿を晒しながら階段を降りて行き、連れてかれたのは一つの事務室だった。
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 19:07:06.24 ID:fptACaEt0
25:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:07:37.84 ID:gR0mOwHX0
はげてねえよ。16時間ぶりだな。
26:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:08:27.00 ID:gR0mOwHX0
女は俯いてるようだが、心理は
-----よっしゃ~♪一攫千金-------
この有様である。
この白枠コメントにもどうにか慣れてきたようで、毎回コメントがいろんな人の頭上から飛び出すのに
いちいち驚かなくなってきたようだ。
とはいえ、今の俺の状態は痴漢魔。
それに変わりはない
29:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:14:35.64 ID:gR0mOwHX0
------これが被害者?笑えるね。----
仰る通りである。
ああ、言いそびれた。女の容姿は40歳過ぎ、会社員だろうね。
警察官がやや怠そうに向かいの椅子に座り口を開く。
警察官「なんでこんな事したの?」
俺の顔を見た後、被害者の顔を見る。
次の瞬間、この警察官の頭上からコメントが飛び出し
-------絶対してないわ------
男(おい)
男「俺はなにもしていません。ぶつかって腰を打った彼女に手「嘘だ!!」
30:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:15:20.70 ID:gR0mOwHX0
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 19:15:58.62 ID:PNwUYRws0
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 19:16:29.19 ID:97gMWn/E0
33:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:16:55.39 ID:gR0mOwHX0
はげてねーよ!サンクス
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 19:17:11.52 ID:fptACaEt0
36:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:18:00.37 ID:gR0mOwHX0
わかる。わかるぞー!ただはげてない
35:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:17:36.13 ID:gR0mOwHX0
20代半ばの容姿のそいつは、もぐもぐとさせた口調で俺を犯人にしたて上げる。
-----新聞♪新聞♪--------
男(そんなに新聞に載りたいのか、こいつは)
やや呆れた目線で彼に目をやるが、彼は視線を合わせまいと左右に逸らす。
40:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:20:53.44 ID:gR0mOwHX0
この女の魂胆は、この事件を裁判に持ち込み、示談金か慰謝料か知らんが、それを狙ってる。
男(だとしたら、だ。
ちょうど良く、心理が見えるじゃないか…。怖いほどツイてるな)
薄ら笑いを浮かべている女を睨みつけながら、俺はそう思うしかなかった。
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 19:23:02.54 ID:gR0mOwHX0
しかし、どうすれば良い…
------どうしよう、このままではぼくも嘘を-----
一人の男の頭上に、コメントが飛び出る。
そいつは第二の目撃者。兼俺を拘束してた青年だった。
屈強な容姿とガメつくヤンキーっぽい雰囲気とは裏腹に、
彼は真面目なようで。
正直ラッキーでもある
男「おい、そこのキミ!」
目撃者2「は、はい?」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 19:24:32.04 ID:gR0mOwHX0
強気の口調で糾す
目撃者2「……………」
---どうしよう、女の人から冷たい目線が---
ポンポン弱気な発言が頭から飛び出すのを見て
男「目線なんて気にすんな!」
目撃者2「………!」
男「お前の見た、真実を言え!」
目撃者2「……見てません」
44:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:26:44.44 ID:gR0mOwHX0
)
目撃者「う、嘘だ!その目撃者は嘘をついている、」
----新聞の夢が…----
男「新聞がどうしたって…?」
警察官「?」
目撃者「!!な、なな、ななな」
警察官B「とりあえず、目撃者2さんは見てないんですね」
目撃者2「はい…」
男(ふむ…これで、2人か)
45:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:28:33.15 ID:gR0mOwHX0
現状は敵が3人から2人に減っただけ、疑いは晴れてない。
そろそろ任意同行なんやらと厄介になっらていく。
そしてなにより忘れてはいけないのはこれが出勤の"最中"なのだ。
とうの昔に過ぎただろう出勤時間を考えて、長引かせたらまずい
あの女は薄ら笑いを浮かべながらチラチラと俺を見てくる。
ニンマリと。
奴もそろそろ時間切れだと思っているのか
警察官A「それでは、男さん同行を「待ってくれ!」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 19:29:17.86 ID:ZwcR537U0
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 19:29:25.39 ID:RFiOjBB10
49:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:32:10.47 ID:gR0mOwHX0
男「まずは事件の成り行きから話し、それに疑うべき点がないなら同行しましょう」
警察官A「…………」
------なんですって!?------.
女の心理は揺らぐに揺らいでいる
---ふ、ふ、ふざけるんじゃないわよ!!---
予想通りのコメントだ。
彼女には事件の成り行きの話をまだ作れて居ない
つまり、彼女の頭に、どのタイミングで痴漢されたかという構想が出来上がっていなかったのだ。
男(ここで明確な矛盾を探すしかない。)
50:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:33:06.90 ID:gR0mOwHX0
彼女は一瞬物凄い形相になったが、すぐに冷静になり
警察官A「話せますか?」
女「ええ、聞きたがってるみたいですから」
やけに自信ありげな表情が、やや俺を不安にさせるが、
話を精査するつもりで、耳を傾けた。
52:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:36:00.67 ID:gR0mOwHX0
女「そしてその後、わたしに手を差し伸べると同時に」
女「お尻を触られたんです!」
女「電車は混雑していて、逃げれないし」
女「咄嗟に悲鳴をあげました。」
男(…一見まともだな…)
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 19:38:50.96 ID:gR0mOwHX0
刹那
目撃者から飛び出した、心理
男(なんだ?何に疑問を思った?)
何かを疑問に思ったようなコメントだが、まだ手がかりが足りない
男(どうする?どうやって引き出す?)
私は目撃者に視線を向け、問い質す
男「貴方もね!それを本当に見たんですか?」
目撃者「み、みたよ!はっきり!」
目撃者「お、お前が手を出すのと同時に片方の手でお尻を触るのをな!」
-----でも、おかしいよな-----
彼の頭の中では、何かの矛盾を見つけてる
ではなにが…
男(そうか、確かに可笑しい!)
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 19:40:35.93 ID:fptACaEt0
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 19:42:28.00 ID:gR0mOwHX0
手すりにも掴めない車内。
そんな中彼女にぶつかり、彼女に手を差し伸べた。
そんな中、片方の手で尻を揉むなんて不可能だ。
あり得ないんだ!
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 19:43:43.36 ID:gR0mOwHX0
女「!!」
目撃者「…………」
男「現場は車内の人混み。手すりにも掴めないくらいの混雑」
男「そんな中、両手を貴女に触れる事はできないんですよ!」
男「なぜなら、両手で同時に、手を差し伸べる事と、尻を触る事なんてできないんです」
男「鞄ですよ。持ってる鞄はどうするんですか!」
男「当然電車の床に置くなんて出来ません」
男「人の足に当たり、踏まれ蹴られになるのが関の山ですからね。」
男「仮に置いても、すぐに誰かが気付くでしょう」
男「そんな中、どうやって両手を使うんですか!!」
女「う……ぐ…」
-----きょ、共犯者とか---
まだこんな事を頭で考えてるのか
男「あ、共犯者とかは無理ですよ?」
男「あの人混みで、すぐにはぐれる事になりますし、」
男「なにより貴女みたいな人の尻を触るために、そんな綿密な計画は立てませんから」
63:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:45:17.41 ID:gR0mOwHX0
女「ふざけんな…」
男(え?)
次の瞬間、女が小型ナイフのようなモノを俺の腹に刺してきた。
避けるヒマもなく、激痛と共に視界が狭まる。
訳がわからなかった。
訳が…
65:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:46:18.24 ID:gR0mOwHX0
--
サイレン音と共に運ばれていく。
その場で女は捕まったようだ。
失いそうな意識の中で
ゆっくりと、俺はこのコンタクトについて考える事にした
さて、真っ暗な中で俺は考えた。
なぜ俺のポストに入っていたか、と。
俺は見ての通りのリーマンで、なんの変哲もない人間だ。
何故だろうか、何故なんだろうか?
66:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:47:14.10 ID:gR0mOwHX0
--
ピー、ピーと心電図の音と共に、
重い瞼を開いていく。
人工呼吸器やらなんやらが俺の全身に繋がれている。
起き上がる事もできないようだ。
仕方なく目を閉じていると、ドアが開く物音がする。
喋る事もままならないので、うっすらと目をあける。
67:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:48:06.13 ID:gR0mOwHX0
妻と娘だろうか。
ゆっくりとそーっと入ってくる。
俺の身体を労るように近づいてくる。
私は半ば恥ずかしくも思えたので、寝たふりを続ける事にした。
2人が何か呟いているが話が聞こえない。
幸せだった。娘とは久しぶりに顔を合わせた。
こんな姿でも、久しぶりに会えた
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 19:49:00.87 ID:fptACaEt0
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007UKZ99A/
69:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:49:10.75 ID:gR0mOwHX0
そして、残酷でもある。
けたたましくなり響く警告音。
何人かの医師が処置にむかう。
蒼ざめた表情の医師は、俺に繋がれてるケーブルを急いで抜き取る。
身体に何かの拒否反応を起こしているのか、言う事がきかない。
そのまま私は担架で運ばれていく。
70:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:49:52.86 ID:gR0mOwHX0
何故だ。
何故なんだ。
何故、妻は人工呼吸器を切り、点滴に何かを混入させたのか。
わかっていた。彼女が俺を殺す為に来たのは。
何故だ。何故なんだ。
妻にも娘にも裕福な生活を………
俺の努力は…
71:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:50:30.79 ID:gR0mOwHX0
……
都内某所
「いらっしゃいませ、妻様」
高級なホストバーとでもいうか。
一夜にして多額の金を手にいれたその女は、豪遊していた。
娘は捨てられ、男遊びに金をばら撒いていく日々。
「今日はどんどん飲んで下さいね!妻さん!」
「じゃあドンペリでも頂こうかしら」
「ドンペリ一丁!!」
高級な酒を頼めば、男はその女に擦り寄る。
「妻さん、コンタクトにしたんですか?」
「ええ、ポストに試供品のコンタクトが入っていたもので」
「へえ~妻さんでも試供品使うんだ」
73:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:52:21.51 ID:gR0mOwHX0
---
--
「博士、どうですか?」
「無理なようだよ。あれで殺人は防げない」
「自衛としても、活躍してないようだ」
「24時間以内に殺される確率が高い者に配布したが」
「ある人間は使わなかったし、ある人間は逆に殺し、ある人間は死を受け入れた。」
「どちらにしろ、死ぬ運命は変わらないようだよ。」
「しかし…博士、我々の"殺人予測"データは公表出来ません。」
「公表しても信憑性はないし、これまで以上に大変な事に…」
「仕方ないよ。今まで通り、我々はあのコンタクトを配布し、」
「自分で"殺されかけている"事を気付いてもらはないとな」
「おや、また一人、実験データが届いたか。なになに…女で昨夜ホストに…-----」
~fin~
74:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:53:11.93 ID:gR0mOwHX0
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 19:53:31.96 ID:PNwUYRws0
76:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:54:38.57 ID:gR0mOwHX0
ありがと…!ありがと…!
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 19:54:41.04 ID:fptACaEt0
78:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 19:56:26.26 ID:gR0mOwHX0
悪かった、はげてないぜ
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 20:01:12.26 ID:VNCuRZDm0
家計圧迫してるならメガネにするし
流石に得体の知れないコンタクトを目にいれる日本人はいないわ
メガネのが現実味あっていいかもね
83:はげてない ◆NCeixEp.C6 :2013/05/11(土) 20:02:32.02 ID:gR0mOwHX0
そこらへん迷ったんだけど、メガネに試供品はおかしいかな、と
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 19:45:24.42 ID:PNwUYRws0
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/11(土) 19:59:02.17 ID:htpNve7n0
髪も薄いし
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