1:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 12:45:30.94 ID:NwvQzh9g0

期待してるぞ



5:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 12:48:28.69 ID:TM9fRUvf0

お?



7:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 12:49:06.90 ID:NwvQzh9g0

>>5
頼んだ



286:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 22:50:05.09 ID:/URR+nwZ0

この>>5かなりできる子だ…!!



8:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 12:50:33.56 ID:TM9fRUvf0

聞いて面白いこともねーよwww
痴漢にあったことも気に入らないやつをぽこったこともねーよwww
面白くないぞ?



9:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 12:52:24.33 ID:nCkKz9Og0

いいんだよグリーンだよ



10:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 12:56:57.01 ID:TM9fRUvf0

以降一人

思えば幼稚園児の頃からぼっちの素質ありありな俺、一人水道のところで流れ出る水を眺めていたなあ
そんな俺に声をかけてくれるやつなんている訳もなく、一人寂しく幼稚園を卒園した



11:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:00:33.68 ID:TM9fRUvf0

小学校では隣の席の女の子が話しかけてきてくれたりもした、しかしその頃すでにコミュ障だった俺に返事をする術はなかった、二日後には女の子は話しかけてこなくなっていた

小学校ぼっちの誕生である

好き嫌いが激しかったこともあり給食の時間すら苦痛だった俺にも唯一楽しみがあった
生き物係である



12:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:02:31.04 ID:HGKSmLtUO

文章上手くてなんかワロタ



13:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:05:16.56 ID:uYrSodFK0

良スレになった



14:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:06:44.08 ID:TM9fRUvf0

俺のクラスでは六匹のバッタを飼っていた、生き物係は俺一人だったが緑や茶色をしてケースの中を動き回るバッタたちと一緒に過ごす時間はとても楽しいものだったし、クラスの担任もその時は割と声をかけてくれるのだ、頑張りたいと思わない訳がなかった

しかしある日事件が起こる

俺のバッタが全員いなくなった



15:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:10:21.26 ID:NwvQzh9g0

いいねいいね



16:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:11:55.98 ID:TM9fRUvf0

犯人はクラスの中でも割と目立つ女子で、既にその頃他の女子を引き連れ自分が女王だと言わんばかりに振舞っていた奴だった
俺は怒り狂った

先生同伴でそいつを問い詰めると、「閉じ込められているバッタがかわいそうだった、少しだけケースを開けたらありえない力で飛び出て行って手で押さえたけど押さえきれなかった」と小学一年生だった俺にも分かるような言い訳をした

俺は先生にその女子に対してなんらかの罰を与えるように泣きながら言ったが、悪気はなかったんだからと言われ、この件はなかったことにされた。

俺はクラスのやつと先生を信じなくなった



17:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:17:13.37 ID:TM9fRUvf0

俺は早過ぎる反抗期に入った、しかし小学生が先生に出来る反抗なんて小さなものだ、○○くんはどう思うかな?と聞かれた時に聞こえませーん、と言うくらいしか出来なかった
しかし先生にはこれでも響いたらしく、ある日俺のことを呼び出し、こう言った
「先生○○くんのこと考えてなかったごめんね、代わりにクラスで飼いたい生き物をなんでも言っていいよ、買ってきてあげる」と
俺は復讐のチャンスが巡ってきたことを悟り、心の中で喜びに打ち震えた



18:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:21:29.90 ID:uYrSodFK0

ふむふむ…



19:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:23:58.21 ID:TM9fRUvf0

「せんせー、ぼく、ゾウガメがかいたいです」
先生は驚いていた、当然だが そして俺に図鑑で見たのかな?ゾウガメは近くでは買えないから他の生き物にしてほしいな、と言った
しかし俺はゾウガメが飼いたいと言い張った、何故なら俺の近所のペットショップにはゾウガメがいたからだ

中学校に上がった年にそのゾウガメは非売品だったことを知るのだが、その時の俺はそんなことは知るはずもなくペットショップにいる動物は皆買える…と思っていたのである

先生にそのことを言うと、先生は何でもという言い方を改め、何か小さな生き物にしてくれと言った
俺は優しかったのでメダカが飼いたいと答えた

こうして俺の小学一年生は終わると共にメダカが我らがクラスにやってきたのである


小学一年生部 完



20:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:24:29.24 ID:TM9fRUvf0

あの、もういいですか…



21:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:26:01.26 ID:uYrSodFK0

>>20
ここはお前のスレだ
終わりたかったら終わればいいかと



23:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:28:55.54 ID:VmFD/mCVO

まだ小2かwwわかいなww
お疲れさん



24:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:31:40.03 ID:TM9fRUvf0

ごめんって小二じゃねーよ書くよ

ちなみに近所の公園で防空壕あとを見つけてクラスでその穴を題にみんなで紙芝居を作ったのは秘密だ



25:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:35:12.51 ID:TM9fRUvf0

メダカがやってきた俺たちのクラスは自由学習で近所の川に住むメダカの研究をすることになった

俺はメダカのオスメスも見分けられたしヒメダカ、クロメダカなどの名称も多少ではあるが分かっていたため、今まで俺をいない奴のように扱ってきた奴らから突然構われるようになった

馬鹿な俺は友達がようやく出来たと小躍りしていた 馬鹿だよな

裏でメダカ男って呼ばれてることも知らずに



27:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:38:18.27 ID:TM9fRUvf0

呼び出したのはバッタ逃がした女子
「あいつあんなにメダカに詳しいのはきっとメダカだからだよ!見えないところは鱗かも」などと言われていることを知った時俺は絶望した

しかし俺は呑気だったため聞いた三十分後くらいにはそれならメダカ男になり切るかなどと考え始めていた



26:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:35:44.95 ID:uYrSodFK0

分かった保守する



28:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:40:17.88 ID:TM9fRUvf0

>>26
ありがとうこんな奴の自分語り聞いてもらってしまって

考えたことはすぐ実行に移してしまう俺、次の日からメダカのペープサートを頭につけ、語尾は~メダで統一した

メダカで寄ってきていた友達すらいなくなった



30:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:44:42.68 ID:TM9fRUvf0

これはまずいとペープサートを外したが、時既に遅し 先生までもが俺に冷めた視線を送るようになった
しかし世の中神様とはいるもので、文化祭でメダカの劇をやるのにこいつが役に立つと言ってくれた奴がいた
これから先高校に入っても付き合いの続く俺の初めてのまともな友人、翔だった



32:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:48:20.91 ID:TM9fRUvf0

翔はいい奴だった、文化祭での劇では俺を主役に押してくれただけでなく、俺の知っている知識を生かしてスタンプラリーを作ろうと言い出し、本当にしてしまったのである

当日俺たちのクラスは食べ物を出したクラスには負けたが、そこに次ぐだけの人数を集めた、先生もクラスメイトも俺と翔を褒めてくれた

俺と翔は親友になった
そして、そんな俺たちの前に小学生になってから初めてのクラス替えが立ちはだかったのであった

小学二年生部 完



35:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:52:13.33 ID:uYrSodFK0

これ何部あるんだwww



37:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:55:50.22 ID:TM9fRUvf0

>>35
学年ごとで分けていたが三四と五六はいっしょになる、中学と現在を話して終了になる予定



36:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:54:46.56 ID:TM9fRUvf0

駆け足ですまぬ…
ちなみに小学校にはクラブがあり、一年の時は無難な化学クラブを選んだのに二年の時に手話クラブに入ったことがクラスメイト達を遠ざける一つの原因になっていたらしい

三年になるとクラス変えがあり、翔とも別れてしまった しかし俺たちの友情は硬いぜ!とか言いあい三年の間も遊ぶことを約束して新学期新しいクラスへと向かった

新しいクラスは先生がいなかったせいなのか分からないが地獄絵図となっていた

テレビ台の上に知らない顔の男子が登って絶叫しながら机や椅子を投げていた


俺は三年四年とこんな奴と付き合うのか、どこかで死ぬのかな と思った



38:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 13:59:52.92 ID:TM9fRUvf0

先生は寝坊でもしたのかなんなのか、始業式が始まる十五分前の引率を始めなければならない時間になっても来なかった

テレビ台の上の男子は頭が大丈夫かってくらいに叫んでいて、女子は机を避けながら泣き叫び、男子は止めようとテレビ台に手を伸ばし蹴り落とされるという地獄絵図の中、俺は冷静に
今日は午前で終わりだな…
帰ったら読み切ってない本を読もうなどと考えていた

そんな俺の頭上に机が降ってきた
目から星が出た



39:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 14:03:00.11 ID:TM9fRUvf0

当然防御姿勢など取っていなかった俺の脳天に机はクリーンヒットし、大きな音を立てて机は床に落ちた
痛みに堪えきれず涙がこぼれた
何で俺こんな目に、何が悪かったってんだ、何かしたかお前に、

「ぐぎゃあああぃあぅあああああ!」
「おいごら!おれがなにしたんだよ!おい!おりてこいやおい!このやろおおおおおおお」

俺は発狂した



42:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 14:06:14.56 ID:TM9fRUvf0

発狂した俺はテレビ台の下に行き、両手でテレビ台を揺さぶりながら絶叫した 怒りをぶつけるかのように

上の男子は落ちないように体を支えていたが半泣きだった

そんなところへ教頭がやってきて 何をしている!と言って教室へ入ってきた
俺は当然悪者にされ、始業式終了後に校長室に呼ばれることとなった



41:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 14:05:09.76 ID:tQ5D9kEH0

最近の小学校はこんななのか・・・



43:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 14:10:42.16 ID:TM9fRUvf0

>>41今考えるとトンデモだが、一クラスに一人はそういう奴っていなかったか?

始業式の途中で腹を壊して途中退場となった俺は校長室で校長を待つことになった
腹も痛いし、下手に暴れるよりはおとなしく言うこと聞いていた方が早く終わるだろうと考えたので俺は先生に従った

校長室に着くと先生は始業式に戻ってしまったため、俺は1人校長室に取り残された

校長の椅子に踏ん反り返って「君、早くしたまえ!」などと言って見た


はいはい今すぐに と声が帰ってきた



44:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 14:14:24.17 ID:TM9fRUvf0

なんと俺の知らぬ間に校長は始業式から戻ってきていたのである
校長の話なんて長くてつまらないだけだからパッと済ませてきたと笑いながら校長は言った
ちなみにこの校長、朝登校すると低学年と一緒に竹馬やっていたりするお茶目な先生だ それに加えて生徒全員の名前を覚えていてそれぞれの得意科目まで知っているすごい先生だった

俺は校長に教室であったことを話した、もちろん校長は事情を分かってくれてそれでも友達に乱暴したらだめだよ、と言った
俺は先生が後三十歳若かったら結婚してもいいかもしれんと思った



45:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 14:19:18.54 ID:TM9fRUvf0

校長との楽しい面談が終わった後クラスに戻った俺は、まずテレビ台の男子に謝りに行った
テレビ台の男子も謝ってくれたので俺たちは仲直りし、同時に友達になった
同じキチガイ同士波長があってしまったのかもしれない
彼の名前は純一と言い、若干9才にしてパソコンを使いこなす猛者であった

俺は翔や他の奴も巻き込みつつ純一と大きなグループを形成した
その名もモンスターファンタジーである

この辺りから中二病入りまーす

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005LML9ZC/ref=nosim/


47: 忍法帖【Lv=14,xxxPT】 :2011/12/29(木) 14:21:48.61 ID:NgI0mr9d0

vipper速報の管理人がこのスレを見つけました



48:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 14:24:29.12 ID:TM9fRUvf0

見てる人いるんかな

自分たちのキャラ絵やキャラ設定を決め、それに従って毎日遊んでいた
俺はブラックタイガーと言う名で、流離いの旅人、決めゼリフは「天国に住み場所は見つけたか?」という設定だった
今考えると厨ニすぎる上にエビだ

しかし小学生はこういうのが好きなもので、俺たちの仲間は30人以上になって行った



49:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 14:25:09.83 ID:nCkKz9Og0

いるよー



50:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 14:27:53.31 ID:TM9fRUvf0

>>49
ありがとうよー

俺たちは未知の方向へ走り出し、ある日担任にモンスターファンタジー通信を発行するからコピー機を貸せと迫った

もちろん担任は断った


しかし俺たちは諦めずに、いかにモンスターファンタジー通信を発行することが自分たちの仲間のためになるのか熱心に説明した

当然だが断られた


俺たちは策を練ることにした



51:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 14:28:50.16 ID:uYrSodFK0

居るから落ち着いて書いてね!



55:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 14:32:46.79 ID:TM9fRUvf0

ちなみにモンスターファンタジー通信とはその世界で起こった事を新聞のようにしてまとめたものである
もちろん小学生が考えたものだから内容は稚拙だ
記事を参考にあげてみると
モンスター山、噴火の危機!?
流離いの踊り子ロネル ウソワカの街を訪れる
チキセの港町グルメリポート~マヨヌタの昆布締め~
など今見ると発狂しそうな内容が並んでいた

何故先生が俺たちの熱意に答えてモンスターファンタジー通信を印刷するに至ってしまったのか今でも分からない

そう、先生は俺たちの要求を飲んでしまったのである



56:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 14:34:08.40 ID:k95o3j8W0

wktk



57:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 14:34:28.91 ID:fLn016pV0

先生ェ・・・



59:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 14:35:14.27 ID:z7kZrlUu0

学級崩壊のカウントダウン



62:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 14:41:04.62 ID:OOcM7lmRi

俺たちの仲間にモンスターファンタジー通信の発行に非常に熱心な奴がいた
そいつは先生に独自に話をつけ、印刷に持って行ってしまったのだ

ある日俺たちの仲間の机の上には夢にまで見たモンスターファンタジー通信が乗っていた

俺たちは肩を抱き合って喜んだ


すまん電波悪いところへ出かけるので書き溜めるからよければ保守頼む



63:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 14:43:53.64 ID:OOcM7lmRi

モンスターファンタジー通信を見た他のクラスメイトも加わり、モンスターファンタジーはどんどん規模を大きくして行った

昼休みにバッタとしか戯れられなかった俺は学校生活の本来の楽しさを噛み締めていた

ある日先生がモンファン通信に自分を出せと言ってきた



66:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 14:51:03.10 ID:OOcM7lmRi

俺たちは驚いた
まさか大の大人が本気とは言え子供の遊びに参加してくるとは思っていなかったからである

しかし先生にまで認められるなんてと舞い上がった俺たちはモンスターファンタジー通信に先生を載せてあげた


怪人トギトギセアブラーとして

先生は当時少しふくよかだったのだが、俺たちの目にはデブに映っており、セアブラトして載ることになってしまったのである



69:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 14:55:32.30 ID:Wl/wkL3u0

先生は新聞の発行日である月曜日を楽しみに待っていたらしい
新聞、しっかりしたのを出してきてね!と編集長気取りで言ってきていた
俺たちはその言葉を受け、先生のキャラが出来るだけ立つように新聞の記事を書いて行った

新聞の発行日、先生は口を酸欠の魚のようにパクパクさせて新聞を見ていた



71:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 15:00:29.90 ID:Wl/wkL3u0

地下鉄からだからもしかすると普通に投稿できるかもしれん

その時の記事はこんなようなものだった

港町セリカルに怪人トギトギセアブラー現る!
今日みめい、静かな港町セリカルに突如、そのせいじゃくを破るものが現れた。
最近うわさとなっていた、怪人トギトギセアブラーだ。
セアブラーはりょうしたちに玉子とマヨネーズ、ラードをようきゅうし、港をあらし回って去って行った。
モンファンけいさつは、怪人セアブラーの行方をおっている。

とまあ要約したがこのようなものだった。

先生はすごい顔をしていた



73:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 15:04:09.18 ID:c2A9lHoh0

他人の人生って意外におもろいな



74:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 15:04:45.92 ID:Wl/wkL3u0

玉子が入っているのは先生が記事にする時に先生の好物は玉子だよ!と教えてくれたからなのだが、まさかこんな形で使われるとは思っても見なかったようである

先生は顔を赤くして怒っていたが、他の先生や校長は記事を見て○○先生に絵が似てますねww生徒に愛されてますねwwと言って笑っていた

ちなみに一度俺が記事の担当の時に校長先生を絶世の美女にしたことは内緒である



76:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 15:06:53.21 ID:Wl/wkL3u0

純一が飛び降り自殺しかけるなどのこともあったが、そうして三年は過ぎて行った

そして俺たちは10歳になり、四年生になった

一時間くらい戻らないです

できれば保守を、まだ多少面白くなるんだ



87:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 15:43:50.14 ID:Wl/wkL3u0

四年になり俺は合唱クラブに入った
妄想を繰り広げるよりは歌うことの方が好きだったためだ
俺は合唱クラブで友達が出来、だんだんモンスターファンタジーと疎遠になる
この入部と事態を境に純一はどこかおかしくなっていった



89:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 15:48:14.71 ID:Wl/wkL3u0

ある日俺は純一の家に呼び出された、と言っても遊びの誘いがあっただけだ

純一の母さんはいい人で、俺が行くといつも羊羹とオレンジジュースを出してくれる美人さんだったので俺は喜んで純一の家に行って、ヨーヨーやスーパーボールなどで遊んだ
純一はピアノを習っており自宅にピアノがあったので、弾いて聞かせてもらったりした

そして俺の貞操に関わることが起こる



90:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 15:48:37.48 ID:Wl/wkL3u0

俺は純一に襲われた



91:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 15:50:48.52 ID:uYrSodFK0

な、なんだってー!!



92:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 15:51:07.92 ID:tQ5D9kEH0

アッー



93:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 15:51:26.89 ID:Wl/wkL3u0

純一の部屋でいっしょにゲームをやっていたら、突然純一に押し倒されて接吻された

俺はどうしたらいいのか分からなかったが、ともかくこんなのはおかしいと純一を振り払った
純一は気味の悪い笑みを浮かべていた

俺の知ってるモンスターファンタジーの管理者、リリックじゃなかった
怪人セアブラーより不気味な表情をしていた



94:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 15:55:52.28 ID:fLn016pV0

濃厚なホモスレにコンバートwwwwwww



95:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 15:55:52.49 ID:Wl/wkL3u0

「お前と最近遊べないから寂しくってさぁ」とか言いながら純一が再び俺を押し倒しておさえつける
俺は全力で純一を跳ね飛ばして玄関へ逃げた
ちなみにこの日、純一の母さんは出かけていていなかった

純一がニタニタしながら階段を降りてくる
扉を開けられないで呆然としている俺の元へ歩いてくる


鍵が回せない


俺はあえなく純一に捕まった


すま●この先けっこうグロ注意なんだ 飛ばしていいか?



96:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 15:57:17.72 ID:tQ5D9kEH0

                                          )  く   ハ  す
           _____                         く   れ  モ  ま
      ⊂ニ二◎      " ̄ ̄ ̄ ̄ ̄"=――- 、     ヽ  な  以  な
       ⊂ニ二 ̄   )ニニフ              `ヽ、    .ノ   い  外  い
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄"―――――---=、    |   く   か  は
                                 )     |   .)  !  帰
          __                 /    ノ    L_      っ
          \  ̄ニ==――――――― イ´    /       |    て    r
             ̄"――-=ニ_______ ,, ィ´          | ,へ     ,r┘
                                          レ'  ヽr⌒ヽ'



97:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 15:57:37.62 ID:9DfFXmXS0

続けろください



98:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 15:58:54.20 ID:lA+LUSUH0

なんということでしょう



99:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 15:59:14.50 ID:uYrSodFK0

飛ばすな飛ばすな



100:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 16:00:01.34 ID:Wl/wkL3u0

へ、返事がないけど飛ばしちゃうんだからね///

そういうわけで純一にいろいろされた俺は先生に相談できるわけもなく茫然自失状態で帰った

夏休みの始まる、前日のことだった


次の日から俺は合唱クラブの練習で純一の事を考えないようにしながら毎日を過ごした
四年生でコンクールに出してもらえる貴重な機会ももらったのにぼーっとしていて、先生に心配をかけてしまった



102:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 16:01:25.26 ID:uYrSodFK0

>>100
おい!



101:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 16:00:50.55 ID:t0QuJbZg0

リアルモンスターファンタジーじゃないか



103:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 16:02:09.80 ID:tQ5D9kEH0

おいwwwww



105:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 16:04:12.58 ID:Wl/wkL3u0

夏休み中も純一からは電話がかかってきた
俺はすべての電話を無視した

コンクール当日、朝早くから学校へいこうとしている俺のところにとうとう純一がやってきた
俺はニヤつく純一の頬を本気で殴った

初めて殴った人が友達だったなんて悲壮だな…とどこかで冷静な自分がいっていた



106:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 16:05:20.11 ID:xVzBro5D0

貞操は…



107:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 16:06:24.46 ID:tQ5D9kEH0

どこまでやられたんだ



108:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 16:08:09.81 ID:Wl/wkL3u0

俺恥ずかしすぎて死ぬぞ
とりあえず脱がされて全身くまなくまぁ…うん、まぁな。いいだろう。言おう。

脱がされて全身舐められたさ。もちろんハッスルスティックも舐められたさ。
べっとべとの俺を奴は風呂へ放り込んで体を全身くまなく素手でry

もういいですか…



114:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 16:12:56.52 ID:Wl/wkL3u0

風呂の中でしこられたさ…おれの息子から出たホワイトジャムを奴は舐め取りながらあぁ…これが悠斗の…とか言っててバスタオル被せられて服着せられてまた来てねと言われ帰された

プライドは捨てた!



115:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 16:13:33.90 ID:Wl/wkL3u0

あ名前ちごうから本当の名前じゃねえからな



117:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 16:14:36.11 ID:tQ5D9kEH0

名前どんまいwwwwwww



119:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 16:18:51.17 ID:xVzBro5D0

ゆうちゃん、IDコロコロ変わるなら酉つけといてww



120:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 16:21:34.87 ID:Wl/wkL3u0

ぐげげげ
話を戻します


純一はびっくりしていた 俺が逆らわないと思っていたらしく話しかけては来たが腰が引けていた

「お前友だちにこんなことする奴なんだな。知らなかった」と言われて俺は お前は友だちにキスするのか。抱きつくのか。と冷静に言った

純一が黙ってしまったので俺は無視して学校に向かった



122: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 16:26:28.72 ID:Wl/wkL3u0

こうか?

コンクールは無事終わり、東日本出場が決まって喜んでいたのもつかの間、練習が終わり学校の帰り道に純一に待ち伏せされたのである

俺は自分一人で解決するのは無理だと思い、しばらく話せていなかった翔に助けを求めることにした
翔は半ストーカー行為をしている純一に気づいていたようで、俺の話を真剣に聞いてくれた



125: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 16:35:03.17 ID:Wl/wkL3u0

外寒いwww
あっけなく東日本で止まった俺たちのクラブの練習は終わり、翔は俺と純一が話せる場を作ってくれた
純一と俺は和解し、再び友情が戻ってきたのである!
ちなみに学年が上がると担任が変わるのだが、四年になるとき担任はセアブラーのままでみんなからブーブー言われていたのは言うまでもない


小学校三四年部 完



126: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 16:36:54.97 ID:Wl/wkL3u0

公園にいるんだがショタが泣いてる
ほっとけんからちょっと泣き止ませてくる



127: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 16:39:51.56 ID:Wl/wkL3u0

姉弟で弟二人、姉がまだ幼くて子供の扱いに慣れてNEEEEEEE!!
すまん、ちょっと待っててけろ



128:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 16:42:05.10 ID:xVzBro5D0

親切にしてるつもりが通報されないようになー



129: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 16:46:16.62 ID:Wl/wkL3u0

六年生になった俺は純一や翔ともクラスが別れ、一年のときと同じぼっち状態に陥っていた

この時も俺を助けてくれたのは生き物係で、クラスで飼っていたメダカとハゼだけが俺の心の拠り所だった

しかし今度は生き物係は一人ではなかった
二人だったのである

生き物係の女の子、彼女の名前は美希と言った



130: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 16:49:50.24 ID:Wl/wkL3u0

美希ちゃんは優しかったし可愛い子だった、少なくとも生き物係でなければ六年間の学校生活の中話すことはおろか名前すら知ることができなかったのではないかと思う

彼女はメダカが好きだった、とてもとても大事にしていた
いっしょに水槽を運ぶときなど○○くん、頑張ろうね!と力こぶをつくって見せたりしていた
とても愛嬌があり素敵な子だった


俺は美希ちゃんに恋した



131:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 16:50:55.65 ID:NwvQzh9g0

女の子キタ────(゚∀゚)──── !!!



133: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 16:53:21.78 ID:Wl/wkL3u0

帰宅すんべよ

しかし美希ちゃんは他の男子からも好かれていた、ラブレターを一日に三通もらったこともあると話してくれた

俺はなんとか美希ちゃんに好かれようと頑張った

アタックを続けて二ヶ月、俺は美希ちゃんにとって大切な友達に過ぎないことが判明する



135: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/12/29(木) 16:55:21.32 ID:tjSfje+k0

なにこれふつーに面白いんだけど



136: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 16:58:03.55 ID:Wl/wkL3u0

ある日放課後に裏庭に呼ばれたんだ
裏庭には大きな池があって、そこでメダカを見ないかという提案だった

俺は内心 どう考えても告白だろこれ、とうとう俺もまともな恋愛が出来るんだな…!と思いながらも冷静にOKの返事を出した



137: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 17:00:57.57 ID:Wl/wkL3u0

放課後、池に行ってみると美希ちゃんがいた、池のすぐそばに腰掛けて水面を眺める姿は小学生とは思えないほど綺麗だった

美希ちゃんは俺に気づくと悠斗くん、隣来て座りなよ と促してくれた
俺はドキドキしながら美希ちゃんの隣に腰かけた

美希ちゃんからは、すごくいい香りがしたことを覚えている



139:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 17:04:16.34 ID:wBBDOg+Z0

メロスは驚愕した。
なんだろうこの面白さ・・・ただのアンカスレの筈なのに・・・
こんなやつがVIPにはまだまだいるというのか?



140: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 17:09:12.08 ID:TM9fRUvf0

そして美希ちゃんはこう切りだした
「好きな人…出来たんだけど、聞いてもらっても、いいかな?」

ああ、俺はやっぱり男にこかれるのがお似合いな男なんだなと思ったね。
でも大好きな美希ちゃんが俺に相談してくれた、俺を相談の相手に選んでくれたことだけが嬉しくて、頑張って話を聞いた。

クラスでも目立っていてこれまた女子に人気の拓巳というやつが好きだと言った。
私なんかじゃ釣り合わないけど、精一杯頑張りたいと言った。

それは俺のセリフだったのに。
釣り合わないことくらい分かってて、それでも頑張りたかったのに。



142: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 17:14:36.28 ID:TM9fRUvf0

それでも、俺は美希ちゃんのために頑張りたかった。

俺は拓巳と美希ちゃんをくっつけることに決めた
何でもいいから美希ちゃんの役に立ちたかった
メダカを愛した優しい美希ちゃんのために

俺は美希ちゃんにその覚悟を告げ、その日は別れた


俺は、仲がいい訳でもなかった拓巳に近付き、くっついてまわり、親しくなった。
女の好みを聞き出すためだ。



143: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 17:17:12.44 ID:TM9fRUvf0

拓巳はどんな奴にも優しい…すぐに俺は拓巳と仲良くなった

拓巳の優しさに俺の方が惚れそうになったくらい男前な奴だった
そして俺は美希ちゃんのために手に入れたかった情報を掴んだ


拓巳は他の女と付き合ってた
奇しくも、それは一年の頃俺のバッタたちを逃がした女だった



144:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 17:18:10.99 ID:l1qGVnLa0

ゆうちゃん文章うまいはwwwww
落ち着いて全てを曝け出してくれつ④



145: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 17:24:16.89 ID:TM9fRUvf0

俺は復讐に燃えた
あの女が別れて不幸に…そして、美希ちゃんに幸せを

考えるとこの頃の俺は、一時期の純一なみにトチ狂っていたんじゃないかと思う

俺は過去のメダカ日記を引っ張り出しては調べた
何処かのページにあの女の書いた メダカ男はうろこだらけできもちわるいです といういたずら書きがあったはず
それを見つけて拓巳に見せてやろうと思ったのだ



146:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 17:25:04.52 ID:EnQKPjk70

ゆうちゃんの書き方引き込まれるわー



148: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 17:26:40.15 ID:TM9fRUvf0

俺は何冊も何冊もメダカ日記を出した、そしてあの女の汚いいたずら書きを見つけた

翌日、拓巳にそのノートを見せたがこんなもの、別にどうでもいいと笑われるばかりだった

俺は悔しかった、美希ちゃんのために何もできない自分が憎かった



149: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 17:30:54.41 ID:TM9fRUvf0

お前らゆうちゃんゆうちゃんうっせーよ!母さんは夕飯作ってて俺のこと今は呼ばねーんだよ!


俺は女を付けて家を知り、 拓巳と別れな
いとお前のもとに全ての不幸が集うだろう
というような脅迫文をプリントし、封筒に何通も入れて毎日送った

やがて女が学校でそわそわし始めた
俺がやっているだけなのに、魚の死体やカンニングペーパーが机に入っていたりするからだろう

やがて女は拓巳と別れた

俺はとうとうやったと思った



150:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 17:34:03.19 ID:uYrSodFK0

いいぞいいぞ



151: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 17:35:15.81 ID:TM9fRUvf0

美希ちゃんは嬉しそうにしていた、メダカに餌をやる表情も拓巳らがクラスでいちゃついていたときよりずっと明るくなった

俺は美希ちゃんが喜んでくれたことが純粋に嬉しかった
美希ちゃんは拓巳にアタックを始めていて、生き物係の仕事は俺一人ですることが多くなった

それでも俺は美希ちゃんがしたいことを出来ているんだということが嬉しくて仕方なかった



152: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 17:38:46.88 ID:TM9fRUvf0

ある日俺は再び美希ちゃんに呼ばれた
前と同じ裏庭の池に
季節は過ぎて、池の表面は凍りついていた

俺が池に近づくと、美希ちゃんの姿はすぐに見つけることが出来た

美希ちゃんは泣いていた

大きな瞳から大きな涙の粒をこぼして、静かに泣いていた

俺にはその姿が地へと堕とされた天使のように見えた



153: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 17:44:35.45 ID:TM9fRUvf0

今見て思ったが、天使てwww


美希ちゃんは、あの時と同じように悠斗くん、隣来て座りなよ と涙声で言った
俺はすぐさま美希ちゃんの隣に行き、美希ちゃんの肩をそっと抱いてあげた

美希ちゃんは抵抗しなかった、それどころか俺の方に体をもたれかからせてきた

そして、泣きながら「やっぱりね…私じゃ、無理だった。拓巳くんに 振られちゃった」と言った

俺はどうしていいのか分からなくなってしまった
今ならきっと美希ちゃん俺と一緒にいてくれる、付き合ってくれる、だけど拓巳はまだフリーだぞ、美希ちゃんが好きなのは俺じゃない、俺は頼りやすくてしっかりした友達でしかないんだぞ、でも美希ちゃんと一緒にいたい

「美希ちゃんは」



154:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 17:44:52.13 ID:75VjRB470

追いついた
良スレだな



156: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 17:49:53.71 ID:TM9fRUvf0

鼻と頬を紅くした美希ちゃんがこちらを見る。
「好きじゃない人と、付き合いたいと思う?」

もちろん思わない、と美希ちゃんが答えた。
「それなら、もう少し頑張ってみようよ」

俺とは付き合えない、ってことなんだよね、思わないっていうのは。

「美希ちゃん可愛いよ。優しいし、他の女の子にないものもたくさん持ってる。まだ、全然希望はあると思うよ。美希ちゃんの希、だし」

あー美希ちゃんと付き合いたかったな

「拓巳だってちょっとなんか間違えたんだよ」

結局友達どまりか、俺のまともな恋愛…

「俺も協力するし、もう少し頑張ってみようよ」

美希ちゃん、声あげて泣き出してしまった。


ちなみにこんなキザな事言ってるが俺はブサメン



158: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 17:53:56.91 ID:TM9fRUvf0

ちなみに結論から言っておくと付き合った人数経験人数ともに0なんだなこれが
純一のあれを経験に含めるなら1

美希ちゃんは泣いて泣いて泣いて、悠斗くんが友達で良かった、と言っていた

俺の方が泣きたかった
グッバイ俺の初恋

そしてまた俺は美希ちゃんの好感度上げと拓巳のまわりに近寄る女を蹴散らすキチガイモードに入った

はたから見たら俺が拓巳に惚れてるみたいだったと思う


俺の頑張り虚しく美希ちゃんは拓巳に二度目のごめんなさいを言われた



159: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 18:03:44.38 ID:TM9fRUvf0

俺が卒業してから同窓会で聞いた話だが、拓巳は胸のでかい奴が好みだったらしい
俺は童貞だから分からないが、美希ちゃんは確かに胸の大きい方ではなかったと思う

再び美希ちゃんに呼び出された俺、季節はまたまた巡り春がきて、俺たちは卒業間近だった
池に桜が映り、いつもの定位置に美希ちゃんはいた

笑顔だった。

「悠斗くーん!そこでいいから聞いてねー!」
駆け寄ろうとした俺を声で制して、美希ちゃんは話し始めた

「わたしー!またふられちゃったー!」
「でももういいのー!吹っ切れたー!」
「拓巳くん以上にわたしを支えてくれた人がいたからー!」

「わかるよねー!?」
「そうだよー!悠斗くんだよ!」

俺は期待を胸に叫んだ
「じゃあ俺と付き合ってくれるのー!?」

「ごめーん!無理ー!」
「わたしー!もう少し自分のこと考えたい!」
こうして俺もあっけなく振られた
でも二人ともそのことに関してさっぱりしてたし今でも仲良く話すしな

まあ美希ちゃんは小学生の頃の美貌を生贄にリトルセアブラーにランクアップしてしまったわけだが



160: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 18:05:51.87 ID:TM9fRUvf0

そんな訳で俺たちは小学校を卒業し、中学生へと成長したのである

ちなみに俺は呼名のときに寝ていて隣の奴に起こしてもらって何食わぬ顔で壇上に登ったのは隣の奴しか知らない秘密だぜ

小学六年生部 完


小学生編 完!



161: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 18:08:43.29 ID:TM9fRUvf0

中学編は部活といじめに対する復讐になりますが聞きます?



162: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 18:10:44.23 ID:TM9fRUvf0

お、お呼ばれじゃないみたいだし帰るわ、さ、さ、さいなら



165:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 18:13:32.54 ID:uYrSodFK0

>>162
お前…何を言っているんだ…
今夜は寝かせないぜ



163:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 18:10:57.58 ID:klzOgXTR0

逃がさぬ



164:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 18:12:08.41 ID:Y6nHjDpf0

聞くにきまってんだろ



166: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 18:19:19.91 ID:TM9fRUvf0

書いていいのか?書き溜めないから長くなるぞ


中学に何とか入学した俺は仮入部が始まるのだけを楽しみにしていた、クラスで友だちを作るのは無理だと思っていたからだ

始まるまではクラスの隅でリアル鬼ごっこを読んでいた、完全に痛い子である

俺の中学では校則で色付き靴下は紺のみ着用可能、となっていたのに鮮やかな赤と黄色の靴下を履いていて、かつ一人で絵を書いている奴を見つけた

こいつ仲間なんじゃないか、と思ったし絵上手いな!と言って声をかけた

書いていたのはクラスメイトの顔…とても似ていて、写真のようだった

そいつは耕太と言った。



167:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 18:23:48.99 ID:uYrSodFK0

ふむふむ…



170: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 18:24:51.90 ID:TM9fRUvf0

俺は耕太とすぐに仲良くなった、そしてお互いどの部活に入ってどんなことがしたいかをずっと話した

気づけばもう仮入部の時期だった
俺は年に一度だけ小学校の合唱クラブといっしょに演奏会をやる中学の吹奏楽部が気になっており、吹奏楽部にいくと決めていたので吹奏楽部に一週間行くことに決めた

耕太は美術部とパソコン部を見にいくと言っていた

仮入部一日目、俺は帰りの会を何とか耐え切ると音楽室へ走った、一ヶ月待った吹奏楽部、ああ吹奏楽部という思いで


先輩すらいなかった



171: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 18:28:37.89 ID:TM9fRUvf0

十分くらいしてから先輩がやってきて、「あー、一年早速来てくれたかー!」と言って手を引っ張られ音楽室の中へ連れ込まれた

言っておくが先輩は男だった

先輩はすぐに椅子を用意してくれて、ここで他の奴らが来るまで待っててなーと言って走って行ってしまった

俺は改めて吹奏楽部のすごさと勢いを実感して、感動していた



173:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 18:30:24.72 ID:z7kZrlUu0

掘られるにほいがする…



174:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 18:34:01.03 ID:iqwDNiCv0

掘られる…のか………?



175: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 18:34:20.52 ID:TM9fRUvf0

やがて他の一年もやって来て、先輩も揃い説明が始まった

俺はフルート(銀色の横笛。木管楽器)が吹きたかったので真っ先にフルートで手を上げたのだが、俺を音楽室に連れ込んだ先輩が「こいつには素質がある」などといって俺は勝手にトランペット(金や銀の管楽器。俗称ラッパ。金管楽器)を吹くことにされてしまった。

俺は改めて吹奏楽部の勢いを思い知った。
いや、この先輩の勢いを思い知った。

この先輩が後々俺を助けてくれ、俺が尊敬する夜野先輩である



177: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 18:40:17.18 ID:TM9fRUvf0

なんで濃厚なホモスレにしたがるんだよ…

トランペットの練習場所に連れていかれてマウスピース(楽器につける楽器の口。ここで振動を作る)を吹かされたんだが、全然音がしない。
夜野先輩はおっかしいなーとか言って何処かへ逃げてしまうし、俺は肩身の狭い思いをしていた。

そこへ青の眼鏡の細身な先輩が入ってきた

俺に当たってくれていた高橋先輩という人が事情を説明していたが、眼鏡の先輩は大げさにため息をつき「夜野はまたこんなことやって…部員こなくなったらどうすんだぉっ…だよ」……噛んだ。

この人の名前は松下先輩と言い結局その日は松下先輩に吹き方の指導をしてもらって終わった



176:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 18:37:21.01 ID:jvNxgkLVI

>フルート(銀色の横笛。木管楽器)
>トランペット(金や銀の管楽器。俗称ラッパ。金管楽器)

ゆう君は俺をバカにしてるんだな、分かった



178: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 18:44:32.78 ID:TM9fRUvf0

>>176知らない人だっているかもしれないだろ…この後ユーフォとかも出てくるんだよ

俺はたった一日でフルートじゃなくトランペットでもいいかもしれないと思い始めていた
勢いのいい夜野先輩、面倒見のいい松下先輩、優しく美人な高橋先輩。かっこいい先輩たちの姿に俺は惚れてしまった

吹く楽器はローテーションだったが、俺は出来るだけトランペットを吹けるように先輩に言った

全体の一年生担当の高橋先輩は、トランペットに入ってくれたら嬉しいなー、と可愛らしい笑顔で言っていた

鼻血が出そうになった



181:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 18:47:08.22 ID:xVzBro5D0

がんばれー楽しいぞー!



183: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 18:53:15.64 ID:TM9fRUvf0

俺は仮入部最後の日に高橋先輩の天使の持つ純真さが引き起こす悪夢に巻き込まれることとなる

「最後だし、入部してくれるならロングトーンをやってみようか」と高橋先輩は言った

俺はロングトーンが何かイマイチ良くわかっていなかったが先輩に従っておけばいいだろうと思い、はいと言った

先輩はじゃあ私が16数えるまで音出し続けててねーと言い、メトロノームを鳴らした

その時のメトロノームのテンポは50、先輩曰く夜野が素質があると言ったならあるんだろうと信じてやらせたらしい。

新入部員、楽器経験なし、楽器歴6日の俺には16拍ロングトーンなんてものは出来ず、酸欠で倒れることとなったのだった



184:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 18:54:43.55 ID:xVzBro5D0

酸欠なるまで頑張るなよwww



186: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 18:59:12.59 ID:TM9fRUvf0

そんな訳で意図しない洗礼を受けながらも俺は吹奏楽部に入部した

そして先輩たちとの厳しい練習の日々が始まったのである…!

と言っても毎日基礎練習ばかりで、大したことはしていなかった、先輩から死ぬ思いで教わったロングトーンを毎日繰り返した

時には夜野先輩にいじられながら、時には松下先輩にしっかりレクチャーしてもらいながら



187:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 19:01:12.01 ID:xVzBro5D0

初めて楽譜貰って練習して
初めて合奏に参加した時は感動だよね



188:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 19:04:54.61 ID:z7kZrlUu0

何か一気に急展開になりそうで緊張するな



189: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 19:05:38.97 ID:TM9fRUvf0

そして初めてのコンサートがやってきた!

母校での演奏、まだまだ下手だけど頑張りました、そんな思いを込めて演奏する

コンサートはそつなく進み曲目はルパン三世のテーマになった

俺はもちろん三番(同じ楽器の中でパートが別れている場合での3rdのこと。出てくる音は1st2ndに比べ、低いため吹きやすい)だったのだが、二番の夜野先輩と松下先輩のソロがうますぎて俺は感動してしまった。

普段はクールで、夜野先輩の絡みもことごとく無視する松下先輩が、夜野先輩のソロに繋ぐために最後の音を夜野先輩の音に似せた時、俺はプロフェッショナルの世界なんだ、ここは と思ったものである。
ちなみに譜面はニューサウンズのものなので、気になった方は聞いてみて欲しい



190: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 19:10:30.08 ID:TM9fRUvf0

中盤、一年生だけでふるさとを演奏させてもらえる場面があったのだが、俺はC(Bb管トランペット吹きのレ。ここではチューニングBbの一つ上の音)が出ず、きちんと吹き切ることは出来なかった。

しかし、俺は初めてのコンサートで確かにこれから先俺を作っていく構成物質の中でもとても大切な物を掴んだのだ

コンサートには美希ちゃんが来てくれていて、後ろの方で手を振ってくれていた

コンサートは終わり、俺たちは楽器を持って学校へ戻った



191:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 19:12:24.78 ID:iqwDNiCv0

松下先輩は男?女?



198: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 19:22:16.23 ID:TM9fRUvf0

>>191男性
ツンデレで可愛いんだよな
頭はいいし細身だし食っちまいたくなるわ

ノンケだけど



192:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 19:12:30.17 ID:xVzBro5D0

やっと普通な青春がはじまった



196:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 19:20:06.50 ID:z7kZrlUu0

松下先輩が頭の中でレールガンのメガネの先輩で再生されてる



197: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 19:21:25.24 ID:TM9fRUvf0

書き通しで少し疲れた…

学校で片付けを済ませ、暗い夜道を方向が同じ夜野先輩ともう一人のトランペットの一年生、富野(ちなみに女)と一緒に帰っていた時のことだった。

夜野先輩が突然走りだしてしまったので、俺は必死で夜野先輩を追った
後ろから富野もついて来ていた

夜野先輩を追って着いたのは、高台にある公園だった
そこで初めて夜野先輩は振り返って言った。
「君たち一年坊にここの景色を見せたかったのさ(キリッ」
俺たちはたまらず吹き出してしまった
しかし上を見ると、梅雨には似つかわしくないほど綺麗に晴れた真っ暗な空に星がたくさん浮かんでいた

「綺麗っすね」と俺が言うと、夜野先輩は俺と富野の手を握り、似合わぬ真剣な顔をして俺たちに言った

「俺がお前らと演奏できるの文化祭までだからさ。それまでの短い間だけだけど、こんな俺からでもなんでもいいから学び取って欲しい。高橋とか松下とか、中原とかもきっとお前たちが学びたいと思うことをたくさん持ってるから。」

富野が、少しの静寂の後に「これからも、一緒に頑張って行こう」、って話ですか?と言うと夜野先輩は手を離し、綺麗にまとめられちったてへ☆と言った。

俺と富野はたまらず笑って、三人でひとしきり笑ってそれぞれの帰路に着いたのだった。



200:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 19:26:16.55 ID:xVzBro5D0

ゆうちゃん乙ー!
なんとか現在にたどり着くまで頑張ってくれwww



202: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 19:28:25.99 ID:TM9fRUvf0

みーまー読んでたら時間は早いね!

そんなこんなでコンクール本番を迎えたわけだが、技術云々の前に最上級生が四人もいるトランペットパートではコンクールに出るのは絶望的と言われていたため俺は諦めはしなかったものの乗れるとは思っていなかった

漫画ではないので当然乗れなかった

しかし俺は舞台に乗る人たちと一緒に舞台に乗れないだけで、全員がコンクールで演奏するのだという思いを持っていた

顧問がそう言ったのだ
全員でコンクールの舞台に、と

そういうわけで俺はパーカッション運び要員に立候補し、楽器運びを頑張ったのである
吹奏楽部は女子が多く、男子の力は貴重だった



203:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 19:30:33.74 ID:xVzBro5D0

健気やなあ



204:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 19:32:55.00 ID:tQ5D9kEH0

ええのう



205: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 19:33:17.53 ID:TM9fRUvf0

俺は先輩たちは当然県大会に行けるものと思っていた
だから先輩たちの演奏が終わったあとすぐに学校に戻り楽器の積み下ろしをする係に立候補した
結果なんて見なくとも県に行くものだと思っていた

その日は天気が悪く、学校に向かう道で何度も何度も雷を見た
雨に濡れながら学校につき、楽器を楽器庫に戻し、会場に戻ると…高橋先輩が…泣いていた

銀賞。銀賞の中での二位。
それが先輩たちの演奏に与えられた評価だった。
交響的断章。俺は絶対に通るものだと思っていたのに。



207: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 19:37:20.33 ID:TM9fRUvf0

帰りのバスの空気が暗くならないように、夜野先輩はコンクール曲をみんなで歌おうと言い出した
最初は夜野先輩だけだったのが、松下先輩が加わり、富野が加わり、他の奴も…というようにバスの中全体にそれは広がって行った。
その声は暗いものではなく、明るく、大きく、叫ぶ声。

48人の騒音を乗せたバスはまっすぐ学校へ向かった。

みんなが歌い終えた後、顧問が走るバスの中立ち上がり、「ブラボー!お前ら、全員、きんしょおおおおおぉ!」と叫んだ。
俺たちはそれに答えるように叫んだ、泣きながら

そうして俺の初めてのコンクールは終わった



208: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 19:38:44.71 ID:TM9fRUvf0

あっという間に夏は過ぎ、秋がやってこようとしていた頃だった。

先輩が、倒れた。



209: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 19:41:58.34 ID:TM9fRUvf0

俺は腹が弱く、授業中に倒れたこともある。
だけど、そんな生易しい倒れ方じゃなかった。

俺は倒れた中原先輩の横で何も出来なくて、ただ立ち尽くすだけだった。

夜野先輩が駆け寄り、過呼吸だと言うことに気付いて紙袋を口元に当てた
先輩は生きていたが、練習は出来ないということで運ばれて行った

俺は初めて身近な人にこういうことが起こりどうしていいのか分からなくなってしまっていた



210: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 19:45:24.27 ID:TM9fRUvf0

中原先輩は戻っては来たが、前より顔色も悪くあまり健康そうには見えなかった

初めての文化祭は、わだかまりが残るものとなった


そして、俺が一番信頼していた夜野先輩たちはいなくなり、二年と一年だけで部活をやって行くことになる



211: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 19:47:23.16 ID:TM9fRUvf0

中1編 完!

俺が高橋先輩に彼氏がいることを知らずに告白して振られた話は省略な!



213: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 19:56:21.08 ID:TM9fRUvf0

中2になった俺はずっと前から中二病だったので特に変わることもなく過ごしていた

一つ変わったことは毎日頑張ってロングトーンをやっていた俺はG(Bb管吹のラ。ここではハイBbの二つ下のG)くらいまでは出るようになっており、先輩から1stを任されることも多くなっていた

夜野先輩たちがいなくなってから最初のコンサートで二小節しかないがソロも吹かせてもらったりした



212:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 19:55:51.48 ID:z7kZrlUu0

彼氏がいなければいけたの?



216: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 19:58:52.41 ID:TM9fRUvf0

>>212松下先輩が惚れていた説があるので多分無理だったな

そして二度目の母校でのコンサート
俺は絶対にやりたくなかったソロを先輩に押し付けられていた
それで出てくる音は俺が出せる音の限界を超えていたのだ

しかし先輩は○○なら出来ると言って聞かずに俺にソロを押し付けた

飯なんで落ちます
保守お願いできますか…



215:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 19:57:19.38 ID:NX2R2U1ZI

普通に面白い



223:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 20:08:34.07 ID:z7kZrlUu0

何かイヤな予感しかしない…



236: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 20:43:06.62 ID:TM9fRUvf0

ありがとう!おでん美味しかった!
書くよ!



238: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 20:50:49.79 ID:TM9fRUvf0

コンサート本番
俺は上がってしまってソロの時前に出るのを忘れてしまった
当然顧問には怒られるし、見に来てくれた美希ちゃんもどうしたのか訝っていた

俺はコンサート終了後先輩に詰め寄った
俺は出来ないと言ったのになぜ俺にやらせたのか。自分がやるのが嫌だったからじゃないのか。と

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569791891/ref=nosim/


240: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 20:55:47.87 ID:TM9fRUvf0

先輩は黙っていたが、やがて泣き出してしまった
俺は先輩を泣かせてしまった罪悪感に囚われることなく富野と一緒に帰った

やりたくなかったソロを押し付けられた経験が富野にもあり俺たちは先輩に対して相当反抗した
先輩が何か言う毎に俺たちが先輩の言うことに反論し、先輩が泣いて何処かへ行ってしまうということがかなり長い間続いていた



242: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 20:59:23.73 ID:TM9fRUvf0

コンクールが近くなり、先輩たちがピリピリしだして俺たちも先輩に反抗している余裕はなくなった
特に俺たちの先輩は長いソロがあったこともあり前よりずっと泣くようになっていたためあまりいびってばかりもいられなかったのである

俺たちも今年は舞台に乗り吹くことが出来るとあって本気で練習した、講師の先生も呼んでもらっていたし絶対に県大会にいかなければならなかった



243: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 21:01:32.15 ID:TM9fRUvf0

だけど、俺たちはまたしても県に行くことは出来なかった

銀賞。
俺たちにつきまとう銀の文字。
今年もまた、部長を泣かせてしまった。

先輩は、いつもより余計に泣いた。



244:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 21:05:28.02 ID:z7kZrlUu0

先輩ってどの先輩だっけ
読解力のない俺を助けてくれ



246: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 21:08:18.78 ID:TM9fRUvf0

>>244
名前だしてないから分かりにくいな

先輩の一覧のせておく
夜野先輩…三年。男
松下先輩…三年。男
高橋先輩…三年。女
中原先輩…三年。女
鈴木先輩…二年。女 中2部における〝先輩″



245: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 21:05:40.86 ID:TM9fRUvf0

秋がやってきて、あっという間に文化祭の時期になった。
この頃、俺は先輩のことが本気で嫌いになり始めていて、部活の先輩たちがいざこざを起こしていたこともあり、部活を辞めることさえ考えていた。

そんな時、同じパートの富野が手を差し伸べた。
富野は俺の話を聞いた上で、先輩のこれこれこう言うところが嫌だ、と説明して、話し合えば少しはよくなるかもしれないと必死で俺を引き止めてくれた。

俺は富野の説得で部活に残ることを決め、先輩となんとか和解する道を考え始めた。



247: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 21:12:18.39 ID:TM9fRUvf0

そしてこの頃、俺はもう一人の理解者と出会った。
トロンボーンの佐藤先輩だ。

佐藤先輩は俺と一つしか違わないのに俺よりずっと多くのことを知っていた。
俺は小学校の時ぶりに素敵な人に出会えたあの時の感覚を思い出していた



249: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 21:17:15.45 ID:TM9fRUvf0

佐藤先輩は女性だ。
細身で博識な佐藤先輩に、俺はどんどん惹かれて行った。
だけど佐藤先輩は、所詮俺のことなんて多少仲のいい後輩だとしか思っていなかった。

結局俺は仲いい人どまり。
俺は一人少しだけ泣いた。

夜野先輩が教えてくれた、星の綺麗なあの公園で。



248:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 21:12:46.70 ID:NX2R2U1ZI

和解っつかゆうちゃんが一方的に嫌いに
なってただけじゃないの
先輩は嫌ってなくね?



250: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 21:23:13.75 ID:TM9fRUvf0

>>248先輩も後半は結構嫌ってたみたいだ
最初の頃は優しかったんだがなぁ感情で喋ったり動く奴が基本的に苦手で

佐藤先輩は俺と結構話してくれるようになった
だけどどうしても先輩の知識に着いていけない、先輩と共通の話題も見つけられない
俺より常に数歩先を行っている先輩に、俺はついて行く術を持たなかった

そして賢い佐藤先輩を近くで見ていると、鈴木先輩との開きを感じる、鈴木先輩もこれだけの知識と力を持って俺たちのことを引っ張って行ってくれたら…と何度も思ってしまった



251: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 21:29:51.58 ID:TM9fRUvf0

話が少し分かりにくくなって来たな

そして文化祭が近づいてきて、練習にも熱が入る
文化祭が近づくと言うことは、先輩の引退が近づくということだった

俺と富野は、せめて先輩が引退するまでの一ヶ月は先輩にしっかり従って行動しようと約束し、先輩の言うことを聞くようになった

鈴木先輩はとても嬉しそうだった、今まで従わなかったのを少し後悔させるくらいには

文化祭でやりたくないソロを任されることなく俺たちの二回目の文化祭は終わった、すんなりと
そして文化祭が終わった後、鈴木先輩が俺たちを呼び出した

俺と富野は「今までの恨みをはらそうってんじゃねぇのwww」などと話しながら先輩に呼ばれた場所に向かった

先輩が、笑顔で待っていた



252: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 21:34:58.16 ID:TM9fRUvf0

先輩は、俺たちそれぞれに封筒を渡し、今までありがとうね!と言って走って行ってしまった

俺たちは顔を見合わせ、封筒を開けて中身を見ることにした
封筒の中身はパートで行った夜野先輩、松下先輩、高橋先輩、中原先輩、鈴木先輩、富野、俺の映った水族館で撮った写真と、手紙が入っていた

今までありがとう。
いろいろ迷惑かけたし先輩たちより下手だったからうちの方が教わったりしててごめんね。
後輩を大切にして二人でいいパートを作ってください。
パートリーダー任せたゾ!


俺は泣いた



253: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 21:37:40.98 ID:TM9fRUvf0

自分の幼さに気付いた、先輩はもしかすると全部分かっててあえて言ってたのかもしれない、あえてやってたのかもしれないと思うくらいに先輩の手紙は俺の胸をうった

俺は先輩の意志を継ぎパートリーダーになった、そして新しい一年と最上級生としての部活、最後の中学一年間が始まったのだ


中2部 完



255: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 21:46:22.71 ID:TM9fRUvf0

後一年書けば終わりや…


新たな一年生を迎えて始まった新生トランペットパートの標語は「他のパートよりパッパラパーなラッパート」であった
ともかく返事はでかく、意見は斬新に、無駄なく。
夜野先輩のやり方の良い点を見習ったのだ。
もちろん俺は練習の途中でおっかしいなーなどと言って逃げたりはしなかった。

結果、トランペットは部活の中でも少し変わったパートとして認識されるようになってしまった

まあコンサートでのパート紹介で突然正露丸を出して瓶の中に入っていたのを全部一気に飲んだ後、ラッパのマークのせいろがああぁん!と叫んであのファンファーレを全員で吹いたりすれば変わったと思われても仕方ないとは思う

ちなみに終わったあと猛烈に腹が痛くなり、俺は一生分の水便を出した



256:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 21:47:28.06 ID:deJpn5Ii0

パッパラパーなラッパート
ワロタ



257:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 21:49:05.41 ID:z7kZrlUu0

正露丸ワロタ



258: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 21:52:57.67 ID:TM9fRUvf0

せいろが ああぁん!じゃなくて、せいろがああぁん!だからな!

そんな訳で爆誕したトランペットパートは、その勢いでコンクールに向かって行った

俺はソロを三つも任されることになってしまった、プレッシャーで死にかけた
俺なんかでいいのか、そもそも俺みたいなのがパートリーダーでいいのか、富野がやればいいんじゃないか、と 悩み悩んでいる俺のところに顧問がやって来た
そして
「お前がパートリーダーに相応しいからパートリーダーにしたんだ。お前がソロを吹き切れると思ったからお前にソロを多く任せることになった。それだけだ」と言ってくれた

俺はこの言葉に救われ、コンクールに向けてまた闘志を燃え上がらせた



259:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 21:54:30.92 ID:deJpn5Ii0

青春ドラマみたいだな



260:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 21:55:17.84 ID:z7kZrlUu0

とても昔ぼっちだった男とは思えんな



262: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 21:58:21.76 ID:TM9fRUvf0

俺たちの演奏につけられた評価。

銀賞。

俺たちは、県大会に行くことはできなかった。

だけど、舞台の上で吹くことはとても楽しかった
観客の顔俺の足と同じ高さwwwなどと思ったり今のとこどう聞いてもペッペロンチーノ♪にしか聞こえねえええwwwなどと思いながら、笑顔で演奏し、笑顔で演奏を終え、笑顔で立ち上がり、笑顔で舞台から降りて写真を撮りに行く道を歩いた。

まわりが泣いている中、笑顔の俺はすごく異質だったと思う。



263:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 21:58:31.68 ID:deJpn5Ii0

なんだかんだ女子との接点があって羨ましい



264: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 22:03:13.64 ID:TM9fRUvf0

写真撮影の場所に行くと、富野もやっぱり笑っていた
お前もか、そう声をかけるとおかしくてたまらないと言うように笑い声を漏らして
「なぜかは知らないけど本当に楽しかった」と言った

俺たち二人だけ周りとは違う笑顔で写っていて、やっぱりラッパートはパッパラパートだな、と思った。

後から聞いたことだが、夜野先輩達の演奏より二点評価は高かったそうだ。
俺はそれを聞いた時に、あんなすごい先輩たちを越えられたんだ、と思いその時初めて泣いた。

帰りのバスの中ではやっぱりコンクール曲をみんなで歌った、明るくて、楽しくて、帰りたくなくなった。



265:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 22:05:02.98 ID:mfAWzery0

充実した学生時代でうらやましいな



266: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 22:06:02.35 ID:TM9fRUvf0

コンクールが終わり、文化祭が近づくのと同時に俺たち三年生にはもう一つ大きなイベントが近づいて来ていた
そう、受験だ

俺は自分では到底受からないだろうと言うようなところを第一志望にしていた
そのためまわりより勉強しなければならず部活ばかりもやっていられなかった
俺は勉強しなければならないことが辛かった



267: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 22:09:44.88 ID:TM9fRUvf0

先生が付き合ってくれた補修の時間もサボって部活に行くことが多かった
先生たちも段々諦めていったようだった

俺はなんとしても部活に行きたかった
それは、文化祭で俺が指揮を振らせてもらえることになっていたからである
その曲を完璧に仕上げて、夜野先輩たちを超える事が俺の中学での最終目標だった

俺は他の曲もそこそこに何度もその曲を聴き込み指導の仕方を前の講師に聞きに行った



269: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 22:13:39.98 ID:TM9fRUvf0

その曲はどんどん仕上がって行き、俺自身も指揮を普通に振れるくらいには上達した

そして、最後の文化祭はやって来た

俺の振る曲は最初、何の説明もなしに突然幕が上がり俺が前に出て指揮を振るという段取りになっていた

俺はとちって幕が上がる前に舞台の前に出て行ってしまった

幕が上がり切る時には指揮者台の上に登ってしまっていた、完全にしくじったのだ
俺は仕方なくその場で振り返り礼をして指揮を振り始めた
全校の視線が自分の背中に刺さるのが分かる、俺はかなりビビっていた



270: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 22:16:55.36 ID:TM9fRUvf0

なんとか振り切り手を閉じて振り返ると、割れるような拍手が沸き起こった
俺はホッとして頭をさげ、そのままおりてはいけない舞台の下に勢いで降りてしまった

上で司会者が困っているのが分かる、俺は咄嗟に舞台にひらりと飛び乗りポーズを決めた
その瞬間に司会者が指揮者紹介をしてくれたためなんとかその場を切り抜けることができたが、俺は開始五分にして既にミスを犯しまくっていた



272: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 22:22:11.30 ID:TM9fRUvf0

なんとかソロも吹き切り、アンコールまで曲目は進んだ
トランペットとトロンボーンが一人ずつ前に出て吹くところがある曲だった
俺は、富野にその曲の一番を譲った、俺をたくさん支えてくれたお前がこれを吹いてくれと

富野が前でシルクハットをかぶりソロを決めている
俺がやるよりあいつがやって良かったな、あれこれでおしまい?もうおしまい?後輩と吹くのも富野と吹くのもこれっきり?これだけ?こんなにあっけなく?

俺は知らぬ間に泣いていたらしい。何時の間にか視界は歪んで泣きながら俺は立ち上がっていた。最後の曲も、とうとう終わってしまったのだ。

全身全霊で、大きく大きく「ありがとうございました!」を言って、俺たちの最後の演奏は終わった。



273:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 22:22:20.18 ID:z7kZrlUu0

ポーズが気になるww



275: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 22:28:04.27 ID:TM9fRUvf0

>>273舞台の上に横になり右肘をついて左手の中指と人差し指だけを伸ばしてピッと振り下ろしてウィンクしたんだぜ

後輩たちに手紙を託し、俺の中学吹奏楽人生は終わった

しかし俺と富野は仲が良かったため、受験期に入ってもよく会っては一緒に勉強していた

だから富野は俺の復讐に乗ってきてしまったんだな
いじめっ子たちに対する報復に…

ある日の帰り道、トラ猫を愛でていた俺は、後ろから何かをかけられた
べたっとした感覚に、思わず振り返ると三人の男が逃げて行くところだった

知らないやつじゃなくて良かった、好きなように復讐できる
俺はほくそ笑んだ



277: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 22:31:41.97 ID:TM9fRUvf0

俺は男たちに対する復讐を考え始めた、受験を控えているんだからカンニングペーパーでも出て来たら成績が落ちるな、しかしばれた時に本人の人生を狂わせたと言われたら終わる…
やっぱり精神的にくるけど毒ではなく問題でもないものだな、と思った

俺は富野にもその話をして、どんな方法がいいか聞いてみた
「教室の隅とかに落ちてる髪の毛を集めて黒い塊になるくらいまで固めて机にでもいれて見れば?」

俺は富野は俺と同等かそれ以上にきていると思ったが、その策を実行することにした



276:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 22:28:59.15 ID:tQ5D9kEH0

唐突に復讐話にwww



279: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 22:35:39.84 ID:TM9fRUvf0

>>276部活が終わって本当にすぐだったんだよな

ある朝、俺は早すぎるほどに早く来ていた
富野と待ち合わせである

寒い中朝早く来て不機嫌でも全然おかしくないはずなのに富野は何故か楽しそうだった
俺も楽しかった

各教室を回り、髪の毛を集めに集めて三つの塊にわけ、そいつらの机の中に入れてやった

落ちないようにわざわざ紙に貼り付けて、教科書に挟んであげた、優しいな俺


一時間目にばれた

そいつの教科書から髪が転がり出て、そいつは絶叫したため授業の担当にばれたのだ



278:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 22:33:34.22 ID:t0QuJbZg0

一体ナニをかけられた



280: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 22:39:31.58 ID:TM9fRUvf0

>>278コーラ もしかするとミルクティーだったかもしれん

先生までもがビビっていた、そして怖いから犯人いるなら叱らないから出て来いよーwwwと笑いながら言ったのでクラスみんながようやく笑った。
が、隣の席の奴は後に俺のことに関して「あいつが犯人だ。みんなが笑ってる時にあいつも笑ってた、けど目が笑ってなかった」と言っていた。

事実を述べていいのなら俺は口元すら笑ってない。

それ以降そいつらは俺に構ってこなくなったので受験に集中することになった



281: ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 22:42:27.79 ID:TM9fRUvf0

あっという間に時は流れ俺は前期受験当日、遅刻しそうになりながらふかし芋を咥えて駅を走っていた
遅刻はしなかったがグループ討論のお題を読み忘れて来たので何が出るのか全く分からなかった

そして運命の時がやって来た
「どうぞ」
そして俺は神の待つ部屋へと踏み込んで行った



284:ゆう君 ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 22:47:20.75 ID:TM9fRUvf0

入ってすぐに一分間の自己PRを求められた、俺は待ってましたとばかりに
吹奏楽部で培った度胸と瞬発力が売りです。この場で一発芸をやれと言われたらさんじゅ…十五発はいけます!
と答えた。

そして、神は「なら、どうぞ」と言った。
どうぞ、と言ったのだ。

俺はその時何を言ったのかほとんど覚えていない。ただ、持っていたボールペンを鼻に付けて
僕ピノッキオ!試験官さん貴女はなんて醜いんだ!あれあれ鼻が伸びて行く!
なんてやったことは朧げに覚えている


俺は当然落ちた



285:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 22:48:15.25 ID:z7kZrlUu0

バカスw



287:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 22:51:40.40 ID:GbyR6iq70

そりゃダメだwww



282:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 22:43:50.29 ID:tQ5D9kEH0

なぜふかし芋なのか



288:ゆう君 ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 22:52:48.64 ID:TM9fRUvf0

>>282親が持たせてくれたんだ
後期受験でなんとか他の高校に受かった俺は、晴れて部活に復帰し少しだけ楽器を吹きましたとさ

そして期待していた人にはすまないが富野との恋愛はないぞ
どちらかというと悪友同士という感じだったんだ

そして俺はめでたく卒業、高校生への道を歩み始めたのでした…と

中学校編 完!

今はとある底辺高校の吹奏楽部で初心者の同級生を支えながらトランペットをやってるよ

完走…頑張った

安価当たっただけなのに頑張った

でも聞いてもらえて、評価してもらえて楽しかったです
ありがとうございました!
ちなみに俺お前らに一つ壮大な嘘をついてるんだが言った方がいいか?



289:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 22:54:44.46 ID:t0QuJbZg0

なるほど大体分かった



291:ゆう君 ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 22:57:10.38 ID:TM9fRUvf0

俺は女だ



292:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 22:58:09.64 ID:SwXQ11C0O

予想の斜め上だった



293:ゆう君 ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 22:59:34.56 ID:TM9fRUvf0

恋愛系は男女逆転、それ以外は全部ガチ
あ、純一は男だぞ



296:ゆう君 ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 23:05:37.71 ID:TM9fRUvf0

皆様保守など本当にありがとうございました
最後の方とか見てくださってた人が本当に少なそうできつかった

そしてあれか?言わない方が良かったか?

まあ何はともあれ、こんな年の瀬に>>5は自分の人生を語ってしまいましたとさ。



295:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 23:04:10.04 ID:z7kZrlUu0

はあああああ?
んじゃレ●プされたってこと?



297:ゆう君 ◆oxRadf8rqc :2011/12/29(木) 23:07:14.63 ID:TM9fRUvf0

>>295
表記の通りやられちゃいないさ
全身触られたけど
ちなみに話し合いの内容とは話し合いでなく自分が本気で平手打ち、だった



299:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 23:08:09.66 ID:z7kZrlUu0

待て待て
>>108のハッスルスティックってどういう事だよ!



300:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 23:09:38.72 ID:TM9fRUvf0

>>299
ああ、それは女性器に変換してけろ
舐められた事実は変わらないし



301:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 23:11:58.32 ID:z7kZrlUu0

>>300
そうか

なかなか楽しかったぞ



302:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 23:17:28.83 ID:TM9fRUvf0

それでは本当にありがとうございました!
今は普通の人間としてやってるよ、昔みたいに無茶はしてないぜ
皆様良いお年を!
ではこれから幽体離脱に挑戦するので ノシ



303:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 23:20:50.01 ID:z7kZrlUu0

とりあえず落ちなくてよかった
今度こそ乙~



304:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 23:21:03.41 ID:NX2R2U1ZI

乙。
面白かった!



294:以下、VIPPER速報がお送りします:2011/12/29(木) 23:03:46.44 ID:ING9Zdjw0

スレ立てた者だが乙! こんなに盛り上がるとは思わんかったwww