1それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:33:09.83 ID: ID:GlsyCmBk0

ぼっちの家

ぼっち「バレンタインの準備って…?え、なんで?あ、おとーさんの分?それならおかあさんが毎年準備して」

母親「あらあら、女子高生とは思えないセリフねえ。だめよ?せっかくお友達ができたんだから、お世話になってる人たちにチョコくらい渡さないと」

ぼっち「え…チョコ?わたしが?みんなに…?」

ぼっち「(そっか…、バレンタインデーなんて、恋愛とか青春を満喫してる人達のイベントだとおもってたから気にしてなかったけど…)」

ぼっち「(クラスの子が友達同士でわたしてるの、教室でみたことあったな…確かに、STARRYの皆の分くらいは準備したほうがいいのかも)」

ぼっち「(けど私、人にチョコなんて渡したことないし、準備って、どうすれば…)」




2それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:33:31.20 ID: ID:7yFgIDsQd

SSなついな




3それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:34:51.21 ID: ID:GlsyCmBk0

キッチン

ひとり「(ネットの知識だと、渡すチョコは買ったやつよりも手作りのほうが喜ばれるって書いてあったし、普段お世話になってるみんなの分くらい、作ってみよう)」

ふたり「おねーちゃんがお台所に立ってエプロンしてるなんて珍しいね?ひょっとしてお料理するの?」

ひとり「うん、おねーちゃん今から手作りチョコ作るんだ」

ふたり「えー、無理だー、おねーちゃんがお料理なんてっ、絶対無理」

ひとり「そ、そんなことないよ、大丈夫だよ、おねーちゃんだってそれくらい。それに手作りチョコって言ったって、ただ市販のものに火をかけて溶かして、形を整えてから固めるだけで…」

ふたり「おねーちゃん、なんか溶けたチョコがブクブクグツグツになって、変なにおいするけどいいの?」

ひとり「え?あ、あれ?ひょっとしてちょっと焦げてる!?ひ、ひ、火を弱めないとっ、ってああっ」ガチャーン

ふたり「おかーさん、おねーちゃんがお台所めちゃくちゃにしてるよー」




4それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:35:14.76 ID: ID:GlsyCmBk0

次の日の朝の登校中

店員「ありがとうございましたー」

ひとり「(…結局、みんなの分、市販のチョコを買ってしまった)」

ひとり「(昨日作った手作りチョコも一応、1つ持ってきたけど…、正直焦げてぐちゃぐちゃだし…、こんな毒みたいなの渡したら下手したら絶交されてしまう…、お店にやつならキレイでおいしくて間違いないし、こっちのほうがいいよね)」

ひとり「(けど、チョコってみんなにいつ、どうやって渡せばいいんだろう…、こういうこと今までしたことないから、渡すタイミングとかよくわからない…)」

ひとり「(私なんかが急にチョコなんて差し出したりしたら、みんな不審がらないかな…ちゃんともらってもらえるかどうか不安…)」

ひとり「あれ…、なんか…、緊張してきた」

……




5それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:35:26.40 ID: ID:GlsyCmBk0

その日の学校の昼休み


喜多「はい、ひとりちゃん、これバレンタインデーのチョコっ」

喜多「あ、手作りなのはね、まあ、変な意味じゃないんだけど、ひとりちゃんには普段お世話になってるからってだけで、別にそれ以上に特別な意味はないというか」

喜多「あ、けどね、他の子に渡すチョコよりがんばって作ったんだけどね…まあ、そういう意味じゃあ」

喜多「特別な意味合いが全然ないというわけではないんだけどねっ」

喜多「(………)」




6それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:35:39.01 ID: ID:GlsyCmBk0

喜多「(いやいや。回りくどいわよね言い回しが…、チョコを渡すだけなのに変な意味でとられちゃうかも…、もっとシンプルに渡す感じのほうがいいかしら?例えば…)」

喜多「はい、ひとりちゃんこれチョコね。いつもありがと!それじゃいつもどおり、練習はじめよっか」

喜多「(……いや、これはなんかそっけなさすぎるわよね。確実に皆にも同じ感じで渡してるんだろうなって、思われちゃう。いや、ちょっとくらい、特別な意味でとってもらいたいというか…ううん)」

喜多「(…あれ、なんで私ひとりちゃんにチョコ渡すだけでこんなに頭悩ましてドキドキしてんだろ…)」

喜多「(いや、ひとりちゃんのことだからバレンタインデーなんて全然興味ないだろうし、やっぱり軽い気持ちで渡す感じが一番…いやけど)」

ぼっち「あ、お、おそくなってすみません喜多ちゃんっ」

喜多「ひゃああ!」




7それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:35:53.32 ID: ID:GlsyCmBk0

喜多「ひ、ひとりちゃんっ、急に話しかけてきて、驚かさないでよっ」

ぼっち「え、あ、すみません」

喜多「あ、ううん、わたしこそ変な声あげてごめんなさい。……あ!そ、そーだ、ひとりちゃん。これ、チョコ、あげるね」

ぼっち「え?」

喜多「ほ、ほら、今日はバレンタインデーでしょ?」

喜多「バレンタインデーってさ、す、す、好きなひとにチョコあげるっていうそういうイベントと思われがちだけど、ほ、ほら、普段、友達とか、お世話になった人に渡したりするじゃない?その、だから、その、あの…ひとりちゃんにもその」

喜多「(わ、わたしのばかっ、な、何でこんな緊張して変なこと口走ってるの!?)」

ぼっち「……」




8それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:36:55.34 ID: ID:GlsyCmBk0

ぼっち「(喜多ちゃんもお母さんと同じこと言ってる。そっか、バレンタインデーってやっぱり友達同士とかで普通に渡しあいっこするものなんだし、そんなに緊張しなくてもいいんだ)」

ぼっち「あ、ありがとうございます、喜多ちゃん。ありがたくいただきますね」

喜多「う、うんっ!」

喜多「(よ、よかった、ちゃんと自然な感じで、ひとりちゃんに渡すことができて!)」

ぼっち「あ、私も喜多ちゃんにチョコ持ってきたんで、あ、これどうぞ」

喜多「は?」

ぼっち「え?」




9それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:37:06.24 ID: ID:GlsyCmBk0

喜多「ちょ、チョコ…?これ、ひとりちゃんが…、わたしに…?」

ぼっち「え…?あ、はい…、私も、喜多ちゃんには普段お世話になってるから…、その…あ、あの、何か変…でしたか?」

喜多「あ、ううん、そんなことないわ。ありがと、ひとりちゃん。私もありがたくいただくねっ」

喜多「…さ、それじゃいつも通り、練習はじめましょっか」

ぼっち「あ、はい(よかった、ちょっと変な顔された気がしたけど…、普通に笑顔で受け取ってもらえた)」ホッ




10それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:37:17.95 ID: ID:GlsyCmBk0

練習中

喜多「(………)」ジャーン

喜多「(えええええええええ〜〜〜!!!ひ、ひとりちゃんが、チョコ!?う、うそっ!?うそっ)」

喜多「(ひとりちゃんってバレンタインデーとか全然興味なさそうだし!チョコ、もらえるなんて夢にも思ってなかったのに!?ちゃ、ちゃんと準備してきてくれたんだ、わ、わたしのためにっ!?)」

喜多「(市販のやつっぽいけど、ひとりちゃんそもそも料理なんてしなさそうだし、手作りじゃなくたって全然…、あれ、どうしよう、なんか、私、ものすごくうれしいっ!!)」

ぼっち「…(よかった。うまくチョコ渡すことできて。ちょっと緊張したけど、今日はバレンタインデーだし、喜多ちゃんみたいに普通に渡せばいいんだ。心配して損した)」

ぼっち「(よし、この調子で、今日のバイトの時、他の皆にもチョコ渡していこうっ!)」

喜多「……っ、……っ」ジャーン!ジャーン!ジャーン

ぼっち「(あれ、それはそうと喜多ちゃん、今日演奏が心なしか激しいような…)」




11それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:37:29.43 ID: ID:GlsyCmBk0

放課後 下北沢駅周辺

ぼっち「(あれ、あの後ろ姿は…)に、虹夏ちゃんっ」

虹夏「あれ、ぼっちちゃん。おつかれーこれからSTARRY行くよね?一緒いこっか」

ぼっち「は、はい」




12それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:37:40.10 ID: ID:GlsyCmBk0

虹夏「あ、そうだぼっちちゃん。はいバレンタインデーのチョコ、いつもありがとね、これからもよろしく」

ぼっち「あっ、ありがとうございます」

ぼっち「(虹夏ちゃんもやっぱり準備してるんだ。やっぱり友達同士ってこれが普通なんだな、今まで友達いなかったからわからなかったけど)」

ぼっち「い、良い匂いがしますね、お、おいしそうです」

虹夏「そうでしょー?いやーそういう反応うれしいなー、リョウとかおねーちゃんに渡しても反応薄いし、ぼっちちゃんみたいな反応がうれしいよ、あ、あとふたりちゃんとぼっちちゃんのおとーさんおかーさんの分もあるから皆で食べてよ」

ぼっち「(私の家族の分まで!?さすが虹夏ちゃんだな女子力すごい…勉強になる…)」

ぼっち「あ、あの虹夏ちゃん、わたしもその、チョコ、どうぞ」

虹夏「え…?」




13それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:39:36.53 ID: ID:GlsyCmBk0

虹夏「え?何?これ、くれるの?ぼっちちゃんが…私に…?」

ぼっち「え、あ、はい…普段お世話になってるので…」

虹夏「………、あ、ありがとー、うれしいよ、おいしくいただくねっ」

ぼっち「え、ええ…どうぞ、うへへ」

ぼっち「(虹夏ちゃんにもうまく渡せた…、よかった。けどなんか、一瞬間があったような?気にせいかな)」

虹夏「…」

虹夏「(まさかぼっちちゃんからチョコもらうなんて予想外だったな。ぼっちちゃんこういうの苦手そうなのに…市販のやつっぽいけど、がんばって選んでくれたのかな。あれ、そう思うと、なんか、結構うれしいかも…)」

虹夏「(……、ひょっとして私だけに、だったりして…?いや、そんなわけないかー…いや、けど…いや、ないかー…?んん…、けどもしそうなら、なおさらうれしいというか…ん?あれ、なんで私、こんなこと思ってんだろ??うーん)」




14それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:39:47.72 ID: ID:GlsyCmBk0

STARRY 練習場

ぼっち「(あ、リョウさんもう来てる。リョウさんにもチョコ渡さないと…ってあれ?)」

リョウ「……」ムシャムシャ

ぼっち「りょ、リョウさんその大量のチョコは」

リョウ「ああ、クラスの子とか、よく知らない子とか、、何かいろんな人にもらったんだよ、ぼっちも食べる?適当に空けて食べていいよ」

ぼっち「え、いや…それは…リョウさんがもらったものですし、さすがに…まずいというか」

ぼっち「(リョウさんすごい。いろんな人からチョコもらってるんだ。けどこんなに沢山もらってるなら、私が用意した分、渡したらかえって迷惑かな…?、けど、リョウさんにも普段の感謝の気持ちを伝えたいし…よし)」

ぼっち「あの、リョウさん、これ…」

リョウ「え?」




15それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:39:57.83 ID: ID:GlsyCmBk0

リョウ「え?なにこれ…、チョコ…?ぼっちが用意したの?私に…?」

ぼっち「あ、はい…その、普段の感謝の気持ちで…、あ、けど、もうたくさんもらってて迷惑なら持って帰ろうかと…」

リョウ「いや…もらう。もらうよ。ありがと」

ぼっち「あ、いえ…(よかった、リョウさんにも受け取ってもらえた、この調子で他の人にもわたそう)」

リョウ「……」




16それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:40:06.76 ID: ID:GlsyCmBk0

リョウ「(ふーん、ぼっちがバレンタインのチョコか、市販のやつみたいだけど…、けど私と一緒でチョコとか人に渡すタイプじゃないと思ってたから意外だな)」

リョウ「(…普段、チョコなんて虹夏のやつくらいしか味わって食べてないけど…、ぼっちのもちゃんと味わって食べるかな)」

リョウ「(しかし、あのぼっちが私に…か、ふーん…そっかー…へー、そっか、ぼっち。そうなんだ。そういうことか。私もまあ、ぼっちとは気が合うところもあるな、とか思ってたけど、なんだそうか。なんていうか)」

リョウ「(モテる女はつらいなー…)」




17それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:41:35.59 ID: ID:GlsyCmBk0

ドリンクカウンター

ぼっち「(いた、店長さんに、PAさんも)」

……

PA「あら、店長どうしたんですか?チョコなんて甘いもの食べてるの、珍しいですね」

星歌「ああ…、今朝、虹夏からもらったんだよ」

PA「ああ、今日はバレンタインデーですもんね。お姉さん想いの妹さんでいいですね」

星歌「別に私、甘いものそんなに好きじゃないし、いらないって言ってんだけどな、まあ毎年くれるからもらってやってるけど」

PA「素直じゃないですねー」

ぼっち「(店長さん、甘いのそんなに好きじゃないんだ…どうしよう、私なんかがチョコなんか渡したら機嫌悪くなったりしないかな…、いや、けどせっかく準備してきたし…勇気をもってちゃんとわたさないと)」




18それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:41:47.24 ID: ID:GlsyCmBk0

ぼっち「あ、あの店長さん、その、これ…」

星歌「うん?何それぼっちちゃん」

ぼっち「あ、い、いえ…その、店長さんのちょ、チョコ…、ば、バレンタインデー、なので」

星歌「ああ、チョコね、まあバレンタインデーだからな…、ってはああああ!??」

ぼっち「ひいっ!」


星歌「ぼ、ぼっちちゃんがチョコ!?そ、それ?しかも、わたしに?」

ぼっち「は、はい、あ、あの、けど、あ、甘いのあんまり好きじゃないみたいですし、迷惑なら」星歌「ちょうだい」

PA「(食い気味…)」




19それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:41:59.19 ID: ID:GlsyCmBk0

星歌「(ぼっちちゃんがチョコ…やっぱり優しいな、ぼっちちゃん。これは美味しくいただこう)」

星歌「(けどぼっちちゃんって、私と一緒でこういうの渡すタイプじゃないとおもってたのに…、ひょっとして慣れないのに普段の感謝を伝えるために一生懸命、お店で選んで…、え?なにそれエッモ…!)」

星歌「…マジかよ、私のためだけに一生懸命さあ…、こんな…尊すぎるだろコレ…まじかよ…」ブツブツ

ぼっち「(び、びっくりしたけど、店長さんにも受けとってもらえてよかった、けど何ブツブツいってるんだろ…?)あ、PAさんもチョコどうぞ」

PA「あら、ありがとうございます、後藤さん気が利きますね」

星歌「尊すぎるだろ…まじかよ…」ブツブツ




20それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:42:08.61 ID: ID:GlsyCmBk0

その後

ぼっち「(よし、これで全員にチョコをわたすことができた…、よかった)」

ぼっち「(最初は、私なんかのチョコ、受け取ってもらえるか不安だったけど、皆ちゃんと受けとってくれてよかったな。勇気出して渡した甲斐があった。何だかまた一歩成長できた気がして、うれしいな)」

虹夏「よし、それじゃバイトはじめよっかっ!」

喜多「はいっ!今日もがんばりましょうねっ」

リョウ「うん、やろうやろう」

星歌「おう、今日もよろしくなみんな」

ぼっち「(みんなも今日は、心なしか機嫌よさそう。みんなも何かいいことあったのかな?まあ、なんにせよ)」

廣井「うぇーい、こんちはー!」

ぼっち「!!?」




21それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:42:27.02 ID: ID:GlsyCmBk0

星歌「あーまたうっさいのが来やがった」

廣井「えー?せんぱーい、相変わらず冷たいなー。あ、ぼっちちゃーん、きくりおねーさんだよ、うぇーいっ!」

ぼっち「あ…あ…ああ…!」

廣井「ん?どしたの、ぼっちちゃん?」

ぼっち「(し、し、しまったあ!おねえさんの分のチョコ、買うの忘れてたあ!!)」




23それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:43:25.71 ID: ID:GlsyCmBk0

ぼっち「(ど、どうしよう!うかつだった!チョコを渡す相手、STARRYのメンバーの事ばかり考えてた!…おねえさんにもあんなにお世話になったのに…!)」

ぼっち「(い、今からお店に行っておねえさんの分のチョコを買いにいく?いや、けどバイト中に抜けるのは…、それに事前に準備してなかったのバレたりしたら失礼に思われるんじゃあ…!)」

ぼっち「(…いやまてよ…、そういえば、あるにはある…、準備してきたチョコがあと1つだけ…、いやけどあんなの渡したらかえって迷惑なんじゃ…、ああ、けど…!!)」




24それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:43:36.70 ID: ID:GlsyCmBk0

ぼっち「………………」

廣井「どしたの?さっきから固まって?ぼっちちゃーん、おーいっ!きくりおねーさんだよー?」

ぼっち「………、あ、あの…、お、おねえさん…その、こ、これ」

廣井「え?ナニコレ?ぼっちちゃん、くれるの?わたしに?」

ぼっち「は、はい…その…、ば、バレンタインデーの、チョコ、です」

虹夏・リョウ・喜多・星歌「え?」




25それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:43:54.47 ID: ID:GlsyCmBk0

廣井「えーうそうそっ!ぼっちちゃんが私にチョコ!?やるねー気が利くじゃーん、ありがとー!」

廣井「開けていーい?うん?このチョコ……、なんか変わった形だねー!」

ぼっち「あ、はい、あ、ああのす、すいません、お、おねーさん…それ実は、それ、わ、わたしの手作りで、その」

虹夏・リョウ・喜多・星歌「!!?」

ぼっち「あ、けど、焦がしちゃって、形もめちゃくちゃで、な、なんかもう…、た、食べられたもんじゃないかも…、あ、あああ!あのその、ていうかそのごめんなさい、あのやっぱり、食べないほうがっ」

廣井「えーいーじゃん、いーじゃん、なんかすげーロックな形してる、うんっ味もちょっと焦げ臭いだけで全然チョコじゃん!おいしーよ、ぼっちちゃんの愛情がこもったっ味がするー」パクパク

廣井「まあ、お酒にはあんまり合わないけどね、あはは!あんがとねーぼっちちゃんっ」

ぼっち「あ、いえ…」




26それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:44:11.02 ID: ID:GlsyCmBk0

ぼっち「(ほっ、よかった、おねえさんにもチョコ渡すことができて…)」

ぼっち「(ただ私なんかの手作りチョコで申し訳なかったな、来年は、おねえさんの分も買うの忘れないようにしないと…)」

ぼっち「(けど、おねえさん、あんなぐちゃぐちゃなの美味しいっていって食べてくれて、お世辞でも嬉しいかも…まあ、なんにせようまくいってよか…)」

ピシィ…

ぼっち「ん?」

虹夏「…」

喜多「…」

リョウ「…」

虹夏「…」

ぼっち「(あ、あれ…、いつの間にか、周りの空気が一気に冷えたような…それで、皆からの視線を感じる?え、なんで??)」




28それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:45:12.28 ID: ID:GlsyCmBk0

ぼっち「え、あ、あの皆さん…?」

虹夏「…ふーん、そっか。手作りかあ…」

喜多「…それも、廣井さんだけに…、へえ…、へえ」

リョウ「…ああなんだ、そういう。へえ、そういうこと。へえ」

虹夏「はぁん…、そういうことするんだ。ぼっちちゃん、そういうことするんだ」

ぼっち「え……?」




30それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:45:31.35 ID: ID:GlsyCmBk0

ぼっち「え、あ、ああの、みなさん、い、一体、どうしたんですか?」

虹夏「そっかー、ぼっちちゃん。手作りチョコも準備してたかー、たはー、そっか、そうなんだね、ふーん、大変だったろうねー愛情こもった味したみたいだしねー、たはー」

喜多「ねえ、ひとりちゃん。手作りって、他にもあるの?ひとりちゃん?廣井さんの分だけ?そっか?で?ひとりちゃんの中でお店で買ったチョコとどういう違いがあるのかな?どうなのかな?」

リョウ「ぼっちもやるようになったね?私を弄ぶとか。なかなかできるもんじゃないよ?で?手作りチョコは?あるんでしょ、他にも?ないの?は?」

星歌「ぼっちちゃんさ、何でそういうことするかな?なんであんなコンビニのさきイカで十分なやつに、そういうことするの?。あんな酒飲みの変態の何がいいの?さきイカでいいじゃん?何考えてんの?どうしたいの?」

ぼっち「え、え?あ、ああの、え?え?ど、どういう意味…、ええ、え?え?え?」

廣井「なになに?みんな、怖い顔して、どしたんだろ?なんかあったの?痛いっ!!」

星歌「お前はすっこんでろっ!」

廣井「ええ、なんでえ!?」



PA「(後藤さん、ほんとみんなに愛されててうらやましいなー)」




おしまい




31それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:46:23.25 ID: ID:NBHGNj0qd

ぼざろ云々抜きで面白くない
冗長でストーリーに起伏がない




32それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:47:30.04 ID: ID:51qxdcBH0

>>31
すまんな…引き籠もってて暇だから作ってみたんやけど
よう考えたらワイにエンタメ能力皆無だったわ




34それでも動く名無し2023/10/26(木) 01:02:10.88 ID: ID:u6rOuyTj0

ここじゃないところに書いた方がええ




35それでも動く名無し2023/10/26(木) 01:03:33.52 ID: ID:duOfarb50

ワイは好き
VIPのがいいかもしれんね




36それでも動く名無し2023/10/26(木) 01:05:19.63 ID: ID:YcOtV7qx0

ぼざろのSS書いてるやつのぼっちの描画の下手さは異常
原作200回読み直して欲しい




33それでも動く名無し2023/10/26(木) 00:51:39.97 ID: ID:Svynqj0n0

ワイは普通に楽しんだで




引用元:https://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livegalileo/1698247989/